テキサス・レンジャース「ダルビッシュ有」メジャー・リーグ デビュー

昨日、元日本ハムファイターズ、日本一の投手と呼ばれた
「ダルビッシュ有」 (Yu Darvish)

その彼が昨日メジャーリーグで シアトル・マリナーズとの
一戦に先発投手としてデビューした。


対戦相手はメジャー12年目を迎えるIchiro
そして、今年マイナー契約から開幕時メジャー昇格した
元ソフトバンクホークス川崎

スタメンでイチローは3番ライト、川崎は8番セカンド

ダルビッシュは先頭打者から制球が定まらず、
ストレートの四球。
ここから初回は立て直せず3番イチローとの対決は
詰まらせながら3塁後方へのポテンヒット。


8番川崎には押し出しの四球。

初回で4失点。

2回には少し立て直したがイチローにライトオーバーの
2ベース、その後の打者にも2ベースを打たれ1失点。

3回からはそれなりに立て直し、5回2/3 のイチローに
センター前ヒットを打たれるまで投げ降板。

イチローには3安打、川崎には1安打
Total 8安打 5四死球 5三振 5失点だったが、
打線の援護があり勝ち投手となった。

前日のスタメン発表があった時、ダルビッシュの指が
震えていたということを、チームメイトが漏らした。

メジャーへの挑戦を決めた時、ダルビッシュは日本ではもう
闘争心などがなくなったと語っていた。

その彼がついにスタメン発表があった時は、きっと嬉しさの
あまり、震えてしまったのだろうと思う。
これはきっと歓喜の震え。

これは普通の人では味わえない感覚だろうと思います。
何かを極めた人のみが味わえる自分自身の気持ちが
抑えられない極みの震えだろうと思います。

それを証明するかのような、当日の投球。
気持ちが先に先に行き、身体がついて行かず乱調。

ダルビッシュの、極めた者だけが味わうことができる体験。
これを知った時、私は今後の彼の活躍が非常に
楽しみに思えました。

安心領域を超えた、楽しいチャレンジ。
彼がどう活躍するか、本当に楽しみです。