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EOS R5 markⅡ

2024年06月10日 | 機材について
ニコンZ6Ⅲもまだ発表されませんが、キヤノンのEOS R5Ⅱもなかなか発表されません。今までの予想だと4500万画素の積層センサになりそうですが、先週も書いたように、積層センサでメモリをセンサに積んでも、1画面分の読み出しが早くなるだけで、連写スピードが速くなるとは限りません。実はソニーα9Ⅲはグローバルシャッターですが、こちらもアナログ的に1画面を記憶できるだけで、連写スピードは今までの高速機から速くなっているわけではありません。
キヤノンはセンサから画処理エンジンにデータを転送し、バッファに格納するまでの大幅な高速化をおこなってくるのではないかというのが、個人的な予想です。「積層センサの大幅なコストダウンをキヤノンが達成したのでは」という予想をされる方もいるのですが、キヤノンはR3でしか積層センサを使っていませんし、そもそも積層センサのためには裏面照射センサとする必要があります。裏面照射センサは通常のセンサを作った後に裏面を物理的に削って薄くする工程が必要です。これを歩留まり良く作るためには、そのためのさまざまな設備が必要なのは容易に想像できます。ソニーはスマホ用のセンサという巨大な市場に向けてセンサ開発をおこなっているわけですが、キヤノンがこれからその市場にむかって、莫大な投資をおこなうとは思えません。EOSR5のセンサは裏面照射ではない通常のセンサですが8K対応のスピードとダイナミック等のセンサ性能もフルサイズセンサとしてトップクラスです。小さなスマホセンサと違い、フルサイズセンサではセンサ性能アップのため裏面照射とする必要は必ずしもなさそうです。
EOSR1では従来からの画処理エンジンDGIC Xに加えDGICアクセラレータが使用されると開発発表されていますが、EOS R5ⅡでもDGICアクセラレータが使用され、これがセンサからの転送スピードを高速化するのではないでしょうか?
ニコンのZ8では最高120コマ/秒で連写できます。(記録はJPEGに限定される。)実際このスピードではあっという間にメモリが一杯になってしまいそうですが、現状ここまでは実現できているわけです。実はOM-1のAF固定の最高速もこれぐらいです。センサからの読み出し速度がこの4倍ぐらいになると電子式の手振れ補正でも1/120秒での手振れ量が1/4にできるわけですから十分実用的です。またピクセルシフトや深度合成も1/30秒程度で終了できますから、普通の撮影と変わらない感覚で使うことができます。
ちょっと気になるのは、そこまで高速化できるとメカシャッターの必要はなくなると思うのですが、今のことろEOS R5Ⅱにはメカシャッターが搭載されるとのことで、そうだとするとここまでの高速化はできないのかも知れません。EOSR5Ⅱの発表は7月まで遅れたとの噂なので、それまでのお楽しみです。

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