アイマス村

THE IDOL M@STERのなんかいろいろ

愛増す日記~夜空を満たす百万の星

2005-12-20 23:30:41 | 日記
 もはや言葉はなにもない、ただ一つの真実があるだけ……アイドルランクA突破。

 ゲームセンターへ向かう途中。
 その間ずっと恐怖でおびえていた。
 負けることの恐怖。
 一つの負けが今まで積み上げてきた全てを破壊する恐怖。
 かつて……かつて何度も味わった。
 アイドルマスターを始めた頃から何度も、何度も。
 最近ではすっかり影を潜め、もうこんな気持ちを味わうことはないと思っていた。

 このゲームを遊ぶのは楽しい。
 とても楽しい。
 しかし同時に、ものすごくつらかった。
 何度も逃げ出したくなった。
 それでも戦い続けた。
 そしてたぶん、これからも戦い続けるはずだ。

 初めて挑んだ特別オーディションのルーキーズのことを今でも覚えている。
 指先が震え、心臓が文字通り張り裂けるほど緊張した。
 いつか自分はこの恐怖を克服できると思った。
 いつかうまくなったらこんな思いをすることはないと思った。

 それは間違いだった。
 どんなにうまくなっても、どんなに上に上がろうとも。
 この絶望感、終わりへの恐怖は決してつきることはない。

 このゲームには確実な「終わり」がある。
 それはどんなユニットでも同じで。
 何度も何度も繰り返される永遠の夢物語。
 仮想世界の千夜一夜物語。

 これほどの恐怖を覚えながら、かつてゲームを遊んだことなど無い。
 そしておそらくこれからどんなゲームを遊んでも味わうことはないだろう。

 ランクアップリミットが迫る中、絶望的な気分で挑むオーディション。
 一位で勝つ以外許されない特別オーディションの緊張感。

 このゲームは残酷だ。
 明確な終わりが用意されていることのどれだけつらいことか……もはやこれは言葉なんかでは言い表すことはできない。

 それでも……いや、それだからこそ。
 このゲームは、他のどんなゲームでも味わうことのできないおもしろさが存在している。

 アイドルランクAを決めた全国二万の戦い。
 あの戦いを、あの勝利の瞬間を。
 自分は絶対忘れない。

 雪歩律子デュオ『StarRain』
 ファン獲得数100万人突破……アイドルランクA昇格
 残り思い出数……0。


 夜空は満天の星空。
 百万を越える……無限の星たちの祝福を受け。
 今……StarRainの戦いは……静かに幕を閉じようとしている。