ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

自己啓発病と日本代表

2018年06月09日 | サッカー
夜中に起きてスイス戦を見てた。
面白くない。
パターン化した綺麗な絵、最高のスタッフで演出する、わかる人にはわかるアニメみたいだった。
流れを見てると、何分位にチャンス作れるとかわかって来るんだけど
それもあんまり無く。
特にパスサッカーでもないよ。まあ、とにかく全然面白くない。
寝そうだった。

FIFA10位以内の相手に対してだから
仕方ないけどちょっと残念。

ちょっと首をかしげていることがある。

まずサッカーの、W杯のどこが面白いか?

まず、「世の中」というのはどっかのCMじゃないが
女神とかいないと思う。
そんなに甘くない。むしろ厳しいことしか無い。
勝者と、勝ち組法則と、価値観まで正解はこれと決められている。

それに従うのが多くの「賢くおとなしい人」であり
従わないのが「暴れるバカ」で、暴れるバカは実社会では当然だが逮捕される。

サッカーには秩序、ルールがある。
しかしそのルールさえ守れば、「バカ」が最初っからずっとバカであるかどうかわからない。
暴れるバカは、そこでは伝説や皇帝になる。
「そんなの誰が決めた?」
サッカーの世界ではこういうバカはたまに勝つ。
そらもう、ありえない位の逆ベクトルの持つパワーで。

昨日まで無名の某が、1点のシュートで英雄になる。
すごいブランド力を持っていた英雄がシュートを外す。

女神はいないが
奇跡は、高確率で「バカの勢い」に加勢する。
「気」の流れと言う、まるで陰陽道だか錬金術だかのような
見えない何かとか
無意識だとか、プレッシャーだとか
要するに「ある人たちの法則」だけでは不完全なものがあるって
思いたいわけですよ。



気になってるのは、なんか奇妙な
「自己啓発セミナー」ばりの物言い。
本田選手だけではなくて。
スポンサーに配慮してるんだろうけど
そして「叩き」防止のために、サッカー以外でも戦っていなきゃいけないんだろうけど

以前てこんなに、サッカー選手の自己啓発本なんて出てたっけ?
「夢を叶える」「自己実現」
いかにもマスコミさんが好きそうな言葉なんだけど?


賢いエリートが勝ちパターンで夢を叶える様が見たいんでなくて
「自己啓発」なんて知りもせんバカが勢いで突破する様が見たいんですが。

おそ松さんで言うとチョロ松が欲しいんですよ。







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