いっきぃのサランイゲジョ~卵巣のう腫になっちゃった~

フツーの主婦いっきぃが卵巣のう種にかかっていると診断されました。
その後の気持ちを綴っていきます・・・

初のMRI

2008-11-04 06:53:28 | Weblog
初のMRI。
子供達を幼稚園バスに乗せ、急いで家に帰ってある程度の家事を済ませ、子供の幼稚園に忘れ物を届けて・・・なんてことをしていたら、予約の11:30の15分前に来るように言われていたのに、到着したのが11:25。
病院内を走り、放射線科に到着。
MRI室の前で待つように言われました。
MRI室の前に言ってみると、キレイで背の高いママさんと小さなお子さんの親子連れがいて、小さなお子さんの後をついて歩いてます・・・
こんなキレイで若いママさんも何か病気を抱えてるのかな・・・と思うと、なんともせつなくなりました。

わたしの名前が呼ばれて、MRI室に入ってみてよかったことは、若い看護師さんだったけど明るく笑顔で接してくれたこと。
さすがにMRI室に入ると不安になりました。
わたしは25分程度の撮影時間だといわれ、その間は狭い筒の中に入っていて、ドドドドドとかビビビビビとかものすごい音が出るのですが、別に閉所恐怖症でもないですし、痛いことをされるわけでもないので、そういう意味では不安はありません。

わたしの場合、下半身は動かさないように、深呼吸も内臓が動くので×。
顔や手を少々動かしてもよかったのでまだ楽だったのかなぁ・・・

ただ、骨盤部分の撮影をするので、骨盤をがっちり固められ、上から重い板のようなものを載せられると、嫌でも病気になっている卵巣のありか、存在を感じます。
ぐーっと押されているのでガマンできないほどではないのだけど痛みはあり、自分が病人であることを認識させられます。

撮影が終わり、ちらっと見てみると、わたしを担当してくれたB’Zの松本さん風の技師さんがぽちぽちともう作業をしています・・・
この写真の中に、どんな真実が隠れてるんだろう。
この前調べた血液検査にも・・・
2週間後に言い渡される検査結果と手術の概要はどんなものなんだろう・・・

しかたのないことだけど、怖い。
それ以来、病気になっている卵巣が存在感を主張するようになってきました。
気にしているせいといえばそうだけど、お腹が張って苦しい、チクチクと痛い、腰が痛くなる・・・これが夜寝ている途中にも起こって目を覚ますこともあります。
ノドが痛くなってなかなか治らず、食べ物を飲み込むのが大変になると、これはこれで別の病気にかかったのでは・・・と不安になる。
泥沼のような不安の底に吸い込まれそうになるのを、どうにか食い止めようとするのに精神的にキツイと思うときがある。

数日後、だんなが北京へ出張に出かけ、検査結果や手術の説明はわたしひとりで聞き、受け止めなければならない。
正直、一緒に居て欲しかったけど、みっともない姿を見せて心配させたくもない。
家族になった以上、運命共同体で、無論だんなは一緒に戦ってくれているのだけど、それでも最終的に戦うのはわたしだ。
ひどく孤独感にさいなまれ、苦しい。
逃げたくても逃げられない、受け止めるしかない現実・・・

だんなが北京に出発する前に、2人で晩酌をしていて少し胸のうちを話してみた。

悪性が含まれていたらどうしよう・・・
腫れている卵巣を切除するのはいいけど、もうひとつの卵巣、そして子宮まで全摘出すると言われたら・・・
全摘出をしてその後遺症は・・・
後遺症に苦しみ、幼い子供達に狂った姿を見せてしまうのではないか・・・

だんなが言ったことは「とにかく生きることを考えてくれ」ということだった。
卵巣がなかろうが、子宮がなかろうが、病気でみっともない姿を見せようが、生きてもらいたいと。

だんなのこの言葉を胸に、それでも不安になる自分がいる。

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