京都木工芸同好会 「一木一優」

木と漆を愛する者が集まり立ち上げた同好会。毎年作品展を行っています。

作品展は明日までです。

2011-10-30 23:12:33 | 2011作品展
作品展3日目。
3日間でたくさんのお客様にお出でいただきました。ありがとうございました。

初日、「樹輪舎京都」様に、きれいなお祝いのお花をいただきました。本当にありがとうございました。


会員の作品から、「今年の一品」を紹介します。

松

今回のテーマコーナー「今風いろり端」の「囲炉裏風座卓」です。
欅で拭漆仕上げになっています。炉は銅製です。


砂賀

文机。天板は拭漆仕上げ、脚部は色漆を重ねて塗り独特の風合いを出しています。
筆返しから脚部にかけての曲線が美しいですね。


松岡

ベンチ。桜材。自然の板の反りや、板に挽いた時の鋸目を生かした素朴な味わいが素敵です。
柿渋で仕上げ、一方には肘掛けも付いています。


沖田

栃座卓。漆仕上げです。これだけの大きさの栃の一枚板はなかなか手に入りません。
杢もおもしろく、存在感があります。


三宅

行灯。今風いろり端に、静かな和の世界を醸し出します。台には花を置くスペースも付いています。


柳原

洋書のページ、1枚1枚を貼り合わせ、それを切り抜いて家を置き、本の町を作り出しました。
本の中におさめられた、奥行きのある町の風景は一見の価値があります。


岩城

液だれしない調味料入れと酒器。今年特許を取りました。センスあるデザインが素敵です。


吉田

根来塗り八角中次。朱の根来塗りがとても上品な雰囲気です。
下地作りから最後の仕上げまで、多くの手間がかかります。その制作の工程も一緒に展示されています。


市川

今回のテーマに基づいた、囲炉裏風テーブル。欅で拭漆しあげです。
天板の留めに鯱締めを用いるなど、ちょっと凝った作りになっています。



今年度の作品展も残すところあと1日となりました。
お時間のある方は是非おいで下さいますよう、ご案内申し上げます。


作品展が始まります。

2011-10-27 22:58:58 | 2011作品展
28日より、いよいよ作品展が始まります。
本日作品を搬入し、設営が完了しました。




ギャラリーAの「今風いろり端」のテーマコーナーです。
今風のいろり端がうまく再現できたでしょうか。







こちらはギャラリーBの、自由作品コーナー。
昨年にもまして力作が並びます。

作品展の会期は、28日(金)から31日(月)まで。
時間は、午前10時から午後5時までです。
皆さんのお出でを会員一同心よりお待ち申し上げております。