京都木工芸同好会 「一木一優」

木と漆を愛する者が集まり立ち上げた同好会。毎年作品展を行っています。

作品展反省会&研修会

2009-11-02 20:54:11 | 2009研修会
9月に開催した作品展の打ち上げおよび研修会をしました。
場所は、昨年と同じアクトパル宇治
午後集合し、はじめは作品展の反省会。


今年はおかげさまで、連日たくさんの方がお見えになり、会場がとても狭く感じました。
そこで、大胆にも来年はギャラリーのAB両方を借りて実施することになりました。
昨年、「木とガラス」というテーマで皆苦しんだテーマコーナーですが、来年も引き続き行うことになりました。
皆で頭をひねり、せっかく11人でするのだから皆で一つのものを作り上げたらどうか、という意見もだされ、ギャラリーの一角に、和風モダンの書斎をそれぞれの作品で作り上げる・・・そんな雰囲気のものがイメージとして浮かんできました。
それぞれ持ち帰って考え、次回にもう少しイメージ化することになりました。


反省会に引き続き、拭き漆についての研修会。
日頃行っている拭き漆について、それぞれの経験を交流し合いました。
下地作りの工程、拭き布、艶の上げ方など、それぞれ工夫していることや拭漆への思いなど出し合い、拭漆だけで2時間以上もケンケンがくがくの論議。
こんな事できるのも、この「一木一優」だからこそだと思います。


Iさんは、ろくろで器の高台を挽く時の治具を工夫されそれを持ってきて披露してくれました。
毎回、工夫された治具や見つけたものなどを持ってきてみんなを感心させてくれます。

写真を撮るのを忘れてしましましたが、食事と打ち上げは、食堂で笠取鍋をつつき祝杯を挙げました。


打ち上げ後も、木工と漆談義が夜遅くまで続きました。