京都木工芸同好会 「一木一優」

木と漆を愛する者が集まり立ち上げた同好会。毎年作品展を行っています。

ご来場、ご支援ありがとうございました。

2008-09-23 21:33:41 | 2008作品展
作品展が終了しました。
  この4日間に400名を超える多くの皆様がご来場くださいました。ご多忙の中ご来場いただいた皆様には心よりお礼申し上げます。
  作品を一つ一つご覧いただき、様々な感想や励ましの言葉を頂戴しました。またご購入いただいた作品も多く、制作の喜びと共に使っていただける喜びを大いに感じた4日間でもありました。本当にありがとうございました。
  3月に同好会を立ち上げて以来6ヶ月、ある者は老骨?にむち打ち、ある者は本業の傍ら時間を工面し、制作を続けて参りました。作品展を盛況の内に終えることができ、ホッとしているところではありますが、すでに来年の会場の仮予約も済ませ、一年後の作品展に向けての一歩を踏み出しております。
  実は、この木工芸同好会「一木一優」の構成員の平均年齢は60歳を超えております。ほとんどの者が現役を退きながらもこうして意欲と気概をもって、楽しく元気に制作に勤しむ日々を送ることができますのも皆様の暖かい励ましやご支援があるからと深く感謝をしております。
  いただいた感想やご意見、ご指導を糧にして一層精進して参りたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

京都木工芸同好会「一木一優」 会員一同


2008年度 木工芸作品展のご案内

2008-09-15 14:52:31 | 2008作品展


木工芸作品展
 日々の生活にささやかな潤いを 木と漆のテーブルウエア

 9月20日(土)~23日(火・祝) 
    10時~17時 初日11時開場 最終日16時まで
 
             
 
出品者   名前をクリックすると出品者の自己紹介や作品が表示されます。

    松 淳     市川正人     岩城賢作     高津雄々史

    砂賀俊一     松岡毅積     三宅英也     吉田和市 


会場  
   京都市勧業館 みやこめっせ 西入口2階 「美術工芸ギャラリー」

        
     地下鉄東西線東山駅より徒歩10分 バス5系統 京都会館・美術館前下車

主催
  京都木工芸同好会「一木一優」
   1987年10月 故黒田乾吉先生(人間国宝黒田辰秋氏長男)および、建田、山中、小川先生の指導の元、「黒田乾吉木工塾」が京都市南区の「樹輪舎」に開設されました。それから20年、黒田先生の逝去、講師の先生の交代、さらに一昨年「樹輪舎」が閉舎し、若いスタッフにより右京区京北町に居を移し「樹輪舎-京都」と名を改めて引き継がれるなどの経過はありましたが、「塾」は現在まで続いています。
 この20年の間に大変多くの人々が木工塾に入塾し、木や漆に親しみながら技術を学び、制作する喜びに触れてきました。
 作品展は、5年前より「木工塾作品展」として塾生およびOBの参加で開催され、昨年で第5回を数えました。
 今年度より、樹輪舎京都の御理解の元、作品展を「木工塾」から独立させ、「木工塾」塾生およびOB有志で、京都木工芸同好会「一木一優」を立ち上げ、会に集う仲間の作品展として開催することになりました。
「木工塾」で学んだことをさらに深め、生活に生かせる良い作品を制作しようと、会員一同交流を深めながら作品制作に励んでおります。
  
   連絡先 木工芸市川 宇治市炭山久田94-1 TEL/FAX 0774-32-6746
   
 
  
    

出品者紹介 8

2008-09-14 23:33:33 | 会員・作品紹介
市川正人 (宇治市在住 事務局を担当しています。) ブログはこちら

  幼い頃より木や道具に興味を持ち、とにかく作ることが大好きな少年でした。大工になりたかったのですがひょんなことで道をまちがえ、電子関係の学校へ進んでしまいました。
 伝統工芸の木工の世界を知り、木工(指物)を本格的に始めたのは約30年前。教えてもらう人もおらず、養護学校で生徒に木工を教える傍ら、昔世話になった建具屋さんからいただいた形見の道具の手入れから独学で始めました。
 20年前、黒田乾吉木工塾が開かれるという記事を新聞で見つけ、開塾と同時に入塾。実際に通ったのは5年ほどでしたが、刳り物と拭き漆を中心に木工や漆に関してや「美意識」について教えていただいたことは今でも大切な財産です。
 この3月、教職を早期退職し、宇治市炭山に建てた工房で念願の木工三昧の毎日を送っています。


作品紹介


 楓拭き漆マイ箸(箸は五角形)


欅拭き漆銘々皿


 アームチェア


 タモ拭き漆椅子


 楓拭き漆飾り箱 (第37回日本伝統工芸近畿展入選作)


 欅拭き漆座卓


 黄檗四方卓子


 飾り棚 小箪笥


 神代欅平卓 (第35回日本伝統工芸近畿展入選作)


 欅拭き漆重箱





出品者紹介 5

2008-09-13 22:22:49 | 会員・作品紹介
松 淳 (大津市石山寺在住)

 家内の組み立てキット家具(寸法切り出しは終わっていて、表面処理と組み立てを自分がする)を、2,3度やらされるうちに、『こんなのなら自分でもやれる』と一念発起。
木工をきちんと教えてくれる場所を探し、飛騨高山のオークビレッジや津山の山奥(失礼!)のArts & Craftsに教えてもらいにいきました。
やっと2004年3月樹輪舎の木工塾に入れてもらいました。
今は樹輪舎が北山の奥に移ったので、近くに工房を持たれた建田良策先生(京都幾何工房)に週1回教えていただいています。
夢はでっかく、人間国宝。
知人と息子曰く 「年取ってから始めたので早く人間国宝になれるかも?」
人間国宝村山明先生の樹輪舎での談「君達でも刳り盆100枚も作れば様になるよ!」に触発され、現在8作目。最近は知人の竹屋から手に入れた竹の作品に拘っています。


作品紹介


 箪笥上置き台



 竹トレー



 楓拭き漆刳り盆



 欅サラダボール

出品者紹介 4

2008-09-11 22:31:37 | 会員・作品紹介
岩城賢作 (滋賀県大津市在住)

1945年広島生まれ。子供のころからの木の工作好きが幸いし、仕事上のストレス解消に木工が大いに役立ちました。
15年以上も前に京都・樹輪舎の木工塾に入塾し、黒田乾吉先生に手ほどきを受けたのが嬉しくて、ますます木工好きになりました。
3年前に定年退職後は半農半工の日々です。

作品紹介


脇息付き酒台と酒器セット(2008伊丹国際クラフト展で奨励賞を受賞)



神代杉の置き床



楓の酒器セット



ダイニング用椅子



親子椅子(その内、孫が出来たらと期待して・・・)