いきもの散歩

近所の自然観察、飼育している川魚の記録

トンボシーズン開幕

2020年04月12日 | 自然観察
4月上旬、主に川沿いを散策して撮影した生き物たち。


▲ヒヨドリ
多数のヒヨドリがサクラの花で吸蜜していた。


▲ニホントカゲ
自切したと思われる尾が、再生し始めている。


▲ルリタテハ
飛び上がっても何度も近くにとまってくれた。


▲ヤマトシジミ
ちょくちょく見かけていたが、とまるまで待てなかった。ようやく今年初撮影。


▲テングチョウ
テングチョウは長い下唇鬚(かしんしゅ)が特徴なので、普通は横または背面から撮影する。正面写真はちょっと新鮮。


▲ギンモンカギバ


▲ジョウビタキ
没頭するとあっという間に時間が過ぎてしまうので、最近、野鳥撮影は控えている。しかし、この個体は近くの木にとまり逃げようとしなかったので、撮影してみた。
撮影は一切せず、双眼鏡とコンパクトな図鑑だけを持って野鳥を観察するバーダーにたまに会う。最初、その価値観をあまり理解できなかった。しかし、最近は、野鳥観察に熱中するようになったら、自分も最終的には同じタイプになるのだろうと思うようになった。


▲ハルリンドウ
群生して小さな花を咲かせていた。ここでは今が開花のピーク。


▲セアカツノカメムシ
腹端に突起があるのでオス。セアカツノカメムシは成虫越冬する。写真の個体は越冬色から緑色に体色変化している過程のようだ。


▲サワガニ
撮影後に捕まえてやろうと思っていたら、奥に逃げられた。私が発する「波動」から危機を察知したのか?!


▲ハチの仲間(未同定)


▲アマガエル
葉の上で日向ぼっこをして気持ちよさそう。シュレーゲルアオガエルやウシガエルの鳴き声は聞いていたが、成体のカエルは今年初撮影。


▲アサヒナカワトンボ, オス(無色翅型)
湧泉地にて撮影。ここでは3月下旬に見られると思っていたが、確認は4月上旬となった。縁紋に少し赤みがあるので、写真の個体は3月に羽化したと思われる。ここでの個体数はまだ少ない。


▲ヨツメトビケラ
湧泉地にて撮影。葉の上で休む無斑型。「雄は白斑,黄斑,灰斑のほか無斑の個体も多く,雌では灰斑と無斑だけが知られる」(ヨツメトビケラ写真)とのこと。どのような仕組みで斑紋のタイプが決定するのか興味深い。


▲キタキチョウ
時々見かけるが、とまってくれる個体にようやく会え、久しぶりの撮影となった。


▲ダビドサナエ
羽化して間もないメスが、川沿いの道路上にいた。今の時期、昨年、一昨年とこの川では羽化したばかりのダビドサナエをよく見かけた。しかし、今年確認したのは現時点でこの1頭だけ。昨年の台風で川底や抽水植物が流され、川の様相が変わった。この川に棲むヤゴにも影響があったはずだ。単に羽化が遅れ気味ならいいのだが、どうなのだろう。


▲ベニシジミ
まだ4月上旬だというのに翅がかなり傷んでいる。


▲キタテハ
40cmの距離から撮影。逃げないのは枯れ葉に上手く擬態しているという自信からか?


▲ヤブキリ?の幼虫
タンポポの花粉を食べていた。


▲シマヘビ
じっとして日向ぼっこしているようだった。シマヘビは今年初見。撮影できなかったが、今年最初のヘビはヤマカガシだった。


▲ニホンジカの糞
芝生に転がっていた。ニホンジカとニホンカモシカの糞は似ているが、ニホンカモシカは行儀よく一箇所にまとめて糞をするそうだ。


▲ハンミョウ
林道で追いかけっこした。
「前翅の縁に白い斑点がない」「前脚にあまり毛が生えていない」ことから、写真の個体はメス。
ハンミョウのオスとメスの違い | クリップ | NHK for School


▲ニワハンミョウ
体に光沢がなく、暗銅色~暗緑色をしている。ハンミョウよりもよく見かける。


▲蛾(未同定)


▲ホソミオツネントンボ
地図にない林の道をピンクのリボンだけを頼りに歩いていると、メスが樹上で日向ぼっこしていた。


▲モミジイチゴ
林道脇で咲いていたモミジイチゴの花。葉がモミジのような形をしている。花は下向きに咲く。


▲ナナフシ(ナナフシモドキ)の幼虫
林道沿いの擬木で数匹を発見。じっといているものもいれば、一生懸命(でもゆっくり)歩いているものもいた。


▲アシブトハナアブ
デジカメを持ちながら林道を歩いていて、これといった被写体がなく手持ち無沙汰に感じると撮影させてもらっている。


▲ニホンカナヘビ
あまり見かけない体色&模様。恐竜感があってかっこいい。


▲キブシ
3月に咲いていたフィールドでは花はもう終わっているが、ここの花はフレッシュでまだ楽しめる。


▲オオヤマカワゲラ?
光の具合で翅が赤いように見えたのだが、撮影して確認すると褐色。ベニボタルに擬態する赤い翅の虫を期待したが、大形のカワゲラだった。


▲スジグロシロチョウ
斜面からの染みだし水を吸水中。


▲オタマジャクシ
多数の小形のオタマがアズマヒキガエルで、大きいのがヤマアカガエルだろうか。


▲ホソミイトトンボ(越冬型)
林縁にオス1頭がいた。だいぶ青みがかっている。池などの繁殖場所へ移動し始めるのはいつだろう。


▲ヤマルリソウ
日当たりがあまりよくない湿った川沿いで花盛りだった。開花初期、花はピンク色をしていて、次第に青くなる。


▲カゲロウ(未同定)の亜成虫


▲ビロウドツリアブ
結合したような何かが、地面の近くでホバリングしていた。とまりそうで中々とまらない。とまるのを待って撮影すると、交尾中のビロウドツリアブだった。複眼が接している右側がオス、離れている左側がメス。交尾中は近くから撮影しても、逃げなかった。


▲アサヒナカワトンボ, 未成熟オス(橙色翅型)
少し遠回りになるが、初めてのルートを歩いてみると、羽化したばかりのアサヒナカワトンボに会えた。今年最初に見る橙色翅型オス。どのような生き物に会えるかわからないワクワク感が、山道・林道を探索する動機づけの一つになっている。


▲ツマキチョウ
若干小さめの白いチョウが、スジグロシロチョウと一緒に飛び交っていた。モンシロチョウとばかり思っていたらツマキチョウだった。飛翔中の白いチョウを見分けるのは難しい。


▲ミヤマセセリ
野イチゴの花で吸蜜中。写真の個体はオス。今年、メスにはまだ会えない。


▲シリアゲムシの仲間
田んぼ横の農道で佇んでいた。脚に黄色味は感じられないが、キシタトゲシリアゲ?
シリアゲムシの婚姻贈呈を一度見てみたい。


▲アサヒナカワトンボ, 未成熟メス
下山し、ベンチに座って軽登山靴からウォーキングシューズに履き替えていると、羽化したばかりのアサヒナカワトンボのメスが、川の方から飛んできた。




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