自然を求めて近辺ぶらり

四季折々の風景、草花、野鳥などの写真を紹介しています。

綾渡の夜念仏 (ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民族文化財)

2024年09月07日 | テーマパーク・伝統産業・祭り
綾渡 (あやど) は、戸数20数戸の山里です。この地域に人々が暮らし始めたのは、約4,500年前の縄文時代からだといいます。夜念仏は、若連中(35歳までの青年) の盆の行事で新仏のある家をまわっていたようですが、青年が少なくなったため、今では保存会を結成して8月10日と15日に平勝寺境内だけで行われています。(フラッシュの使用が禁止されているので、月明かりと電灯の光の中での手持ち撮影です)
夜念仏
夕闇迫る午後7時、平勝寺参道の幟立てに集合して、
切子(きりこ)灯籠を持つ人を先頭に
厳かな雰囲気の中、鉦を打ち、念仏「道音頭」を
唱えながら平勝寺に向かって進みます。









石仏前での「辻回向」


山門前での「門開き」




鐘楼門


観音堂前での「観音様回向」




神明宮前での「神回向」




平勝寺本堂前へ


平勝寺本堂前で「仏回向」
「仏回向」で「綾渡の夜念仏」の行事は終了します。




後方の建物は綾渡集会所

以前は愛知県三河地方から岐阜県東部にかけて広く行われていたようですが、現在も続くのは綾渡だけです。