本日は、講義は「いま何故老年学か?~その学ぶ目的はなにか~」というテーマでした。
講師は、「札幌生涯学習インストラクターの会」 尾田 八喜 氏
「老年学」という言葉は初めて耳にする方も多かったのではないかと思いますが、加齢という現象によって起こる個人の変化、および高齢者の増加によって起こる社会的変化を実証的に究明する学問です。
では、老年学を学ぶ目的は?
「高齢者、加齢、高齢社会に関する諸課題を知ることで、さまざまな専門領域が協働し解決・解明を目指す」
・・・少し難しく聞こえますが、今回の講義では「老年期」を前向きに生きるヒントを、ユーモアを交えながら
楽しく学びました。
特に印象に残った一節をご紹介します
「老化現象は病気ではないのでから、悲観的に考えない方がいい。年齢と共に加わる変化は
喪失ではなく、ある意味では成熟であり獲得なのだ」(ヘイフリック)
「前向きな性格と楽天主義こそ、長寿の秘訣である。笑い、朗らかな心は、たとえ苦難の中でも
幸福をもたらせてくれる。」(ショーペンハウア)
誰にでも訪れる「老年期」。
心身ともに健康で、前向きに生きるためのヒントが見つかりましたか