目的と手段については以前からコラム(2003/7/29)でも取り上げていますが、某社長のブログを見て、ちょっと気になりました。
WBSのインタビューに答えての内容なのですが。
「いくら短期的に良い雰囲気を作っても、結局は、会社が成長している実感を得られなければ、良い雰囲気は長続きしない」
「優秀な人材が頑張った対価(キャリアや報酬)をちゃんと得られなければ、やはりやる気を失いますよ」
「小手先の雰囲気づくりは、社員もすぐに気づきますよ」
とても共感できますし、その通りだと思います。
ポイントは
「会社が成長している」→「自分のやっていることが会社の成長を支えているという情熱を維持できる」
「対価を得ることができる」→「頑張った分だけ、収入が増えたり、キャリアを作ることができる」
どちらもモチベーションの向上を目指した内容です。
但し、これを実現するには当然会社側の努力も必要です。
「成長させるための経営をし、ビジネスとして成立」させ、「労働に見合う分の報酬をキャッシュとして確保」し、「社員のキャリアや成長に合わせたステージを用意」する。
これは非常に難しい内容です。
某社長さんの考えにはいたく共感していますので、是非とも実現していって、企業価値があり、魅力ある会社にしていって欲しいと思いますし、私自身もそうするべく努力していきたいと考えています。
・・・と、ここまでは良いのですが、ここからが非常に難しく判断が分かれるところだと思います。
某社長はこうも言っています。
経営者やマネジメントは十分な報酬が払えるほどの収益力のある事業を選び、
キャリアが得られるよう会社を成長させ続けなければならない。
うーん。ここは難しいですね。
これだと、収益力が目的になってしまっているような印象を受けます。
ご本人からすれば、こう捉えられるのは本意では無いと思います。
そもそも収益力を上げるということは、会社を維持するための手段であって、事業の本来の目的とは異なるからです。
彼のブログを見たりして、起業をしようとしている人多いでしょう。
個人的には、それはとてもいい傾向だと思います。
既成の企業ではとてもできないようなサービスが、世の中に誕生していくというのは素晴らしいことですし、それが事業として成り立つことが証明でき、新しい産業として認知されれば、こんなに有意義なことは無いと思います。
私自身も起業を目指す数人から相談されていますし、会社の作り方や税金のこと、社会制度のこと、資金繰りのことなどをレクチャーしたこともあります。
お金はありませんが(汗、出来ることなら損得勘定抜きにして、バックアップしてあげたいと思います。
ただ、ちょっと思うことがあります。
相談してくる人達は「事業」をしようとしているのでは無く、あくまでも「儲けるビジネス」をしようとしているところです。
私は起業をするのであれば、「自分のやりたいこと」があって、それを実現するために「会社」を立ち上げるというのがベストであると思います。
なぜか?
モチベーションが維持できないからです。
それは自分自身でもあれ、会社としてもそうです。
単に金儲けの集団であれば、モラルの問題も出てきます。
いずれにしても長続きしません。
やはり、一番重要なのは「何をしたいか」という目的、これが企業家としてのビジョンであり、
この目的を維持する為の「どうすれば」という手段、これが経営者としての力量であると私は思います。
「目的と手段」・・・難しい問題ではありますが、私はとても重要視しています。
WBSのインタビューに答えての内容なのですが。
「いくら短期的に良い雰囲気を作っても、結局は、会社が成長している実感を得られなければ、良い雰囲気は長続きしない」
「優秀な人材が頑張った対価(キャリアや報酬)をちゃんと得られなければ、やはりやる気を失いますよ」
「小手先の雰囲気づくりは、社員もすぐに気づきますよ」
とても共感できますし、その通りだと思います。
ポイントは
「会社が成長している」→「自分のやっていることが会社の成長を支えているという情熱を維持できる」
「対価を得ることができる」→「頑張った分だけ、収入が増えたり、キャリアを作ることができる」
どちらもモチベーションの向上を目指した内容です。
但し、これを実現するには当然会社側の努力も必要です。
「成長させるための経営をし、ビジネスとして成立」させ、「労働に見合う分の報酬をキャッシュとして確保」し、「社員のキャリアや成長に合わせたステージを用意」する。
これは非常に難しい内容です。
某社長さんの考えにはいたく共感していますので、是非とも実現していって、企業価値があり、魅力ある会社にしていって欲しいと思いますし、私自身もそうするべく努力していきたいと考えています。
・・・と、ここまでは良いのですが、ここからが非常に難しく判断が分かれるところだと思います。
某社長はこうも言っています。
経営者やマネジメントは十分な報酬が払えるほどの収益力のある事業を選び、
キャリアが得られるよう会社を成長させ続けなければならない。
うーん。ここは難しいですね。
これだと、収益力が目的になってしまっているような印象を受けます。
ご本人からすれば、こう捉えられるのは本意では無いと思います。
そもそも収益力を上げるということは、会社を維持するための手段であって、事業の本来の目的とは異なるからです。
彼のブログを見たりして、起業をしようとしている人多いでしょう。
個人的には、それはとてもいい傾向だと思います。
既成の企業ではとてもできないようなサービスが、世の中に誕生していくというのは素晴らしいことですし、それが事業として成り立つことが証明でき、新しい産業として認知されれば、こんなに有意義なことは無いと思います。
私自身も起業を目指す数人から相談されていますし、会社の作り方や税金のこと、社会制度のこと、資金繰りのことなどをレクチャーしたこともあります。
お金はありませんが(汗、出来ることなら損得勘定抜きにして、バックアップしてあげたいと思います。
ただ、ちょっと思うことがあります。
相談してくる人達は「事業」をしようとしているのでは無く、あくまでも「儲けるビジネス」をしようとしているところです。
私は起業をするのであれば、「自分のやりたいこと」があって、それを実現するために「会社」を立ち上げるというのがベストであると思います。
なぜか?
モチベーションが維持できないからです。
それは自分自身でもあれ、会社としてもそうです。
単に金儲けの集団であれば、モラルの問題も出てきます。
いずれにしても長続きしません。
やはり、一番重要なのは「何をしたいか」という目的、これが企業家としてのビジョンであり、
この目的を維持する為の「どうすれば」という手段、これが経営者としての力量であると私は思います。
「目的と手段」・・・難しい問題ではありますが、私はとても重要視しています。
私みたいな人にも転職の相談をしてくる男の子が
たまにいるのですが、受ける職種がバラバラで驚くことが何度もあります。平松さんのいうように、何がしたいかということだと心から賛成です。
私は、月によっては10人以上の技術者さんを面談することがありますが、20年以上やられてる技術者さんで、何を目指してキャリアを積んできたのか?と疑問符をつけざるを得ない人が結構います。
狭いシステム業界の中でもそうなのですから、転職ともなると、目的や目標を持たずに就職活動してしまうとそうなってしまうんでしょうね。
私自身は自分に合っている、もしくは、向いている職種に出会える人間はそれほどいないと思っています。
少なくとも人から「向いている」と言われる今の職業に出会えたことは「自分自身ラッキーだ」と思っています。
色々な経験をするのは悪いことではありません。
しかし、その経験の一つ一つに目的意識を持って立ち向かえるかが大事だと思います。
おそらく転職を繰り返すというのは、この目的意識も持ててないというのが大きいと思います。
「自分が思っていたのと違うから」とすぐ辞めてしまう人もいますが、「思い通りの仕事」なんて、そんなにあるもんじゃありません。
「多少違った」としても、そこに自分自身の目的意識が見出せれば続けられるはずですし、ある程度達成がされれば、やりたいことに出会えたときにその経験は生かされるはずなんですけどね。
あ・・・これ記事にすればよかった(笑