今日のマコなり社長のインサイドストーリーズから
・遅さが生まれている理由は、やり直しが多いからである。やり直しを生んでいるのは、自分の評価を守りたいというプライドである。成果のための仕事ではなく、自分のアピールのための仕事をしてしまうというのは、全ての人がついやってしまう仕事の罠である。
・私たちは完璧な成果物にこだわってしまう。それは「これは私のタスク」「この成果物の評価=私の評価」というように、無意識のうちに仕事を自分の所有物だと勘違いしてしまうからである。集団における仕事とは、その集団やチームの共有財産であり、誰のものでもない。「私の仕事だ」というように、責任感を持って取り組むのは良いが、「責任感を持つこと=私物化すること」ではない。
・主体性を失わずにチームやお客様のための仕事ができるようになる最強のアクションプランは、相談することである。2割共有で相談する。それは、人に仕事をさせることではなく、あくまでも提案ベースで自分の認識が合っているかどうかを確認することである。「どうしたら良いですか?」と聞くことではない。
・早めに相談するためには、調べないことである。なにも調べずに、そこからの進め方やいちばん良いと思うやり方を自分で考え抜く。
・相談回数が多くて怒られる側にいたほうが良い。「もっと自分で考えろ」と言われるくらい、こまめに相談するほうが絶対に良い。仕事ができない人間は相談回数が少ない。基本戦略は、早く相談することである。
・仕事をする側が率先して相談しなければならない。やるべき仕事が決まってから毎日一度は共有して意見をもらう人になろう。必要なのは、不完全な自分をさらけ出す勇気である。
・「私の仕事」と思い込むのは脳のバグである。仕事は、自分の片割れではない。求められているのは、チームで成果を出すことである。
・早い相談は、いかなるときも正義である。不完全な自分をさらけ出そう。その勇気を持てたときに仕事がさらに楽しくなったり、もっと軽くなったり、もっと創造的なものになる。