合気道 護身術と人間形成

合気道と護身術 楽心館 東京都・千葉・茨城県・カナダのカルガリーの稽古・行事予定

お母さんと子供の合気道(稽古歴2年9ヶ月)

2014-08-24 00:27:39 | 古武道(古武術)・護身術、初心者入会(入門)案内

2009-11-09 投稿

 沓澤さんは、職業を持つお母さん。最初はご自身が稽古を始め、後に三才のお嬢さんも入門し、親子で稽古した後、一般クラスでも稽古しています。


楽心館のことは知人のブログで知った。
武道はもちろん未経験、それどころか極度の運動音痴で学校の体育はいつでも熱烈見学希望。
実際に授業を脱走したこともある私だが(ヒドイ)、なんだか気になってなんとなく見学に行きふらふらと入会。あまりに唐突だったので、友人たちは皆びっくり(ついでにオットはやや狼狽)していた。
2年半前のことだ。

それまでにも習い事の経験はあった。
子供のころはお決まりのピアノとか。学校を出てからはスポーツジムに通ったり、英会話学校に行ってみたり。
けど、どれも続かない。
それなりに頑張っているはずなのに、まるで身に付いた気がしなかった。
楽しくないのでそのうち億劫になって投げ出してしまう。

で、なんの目的もなく、なんとなくふらふらと始めた合気道。
これが不思議と続いている。
運動音痴でも合気道のセンスだけは抜群によかった!とかいうオチではもちろんなくて、おばちゃんだからカラダはかたいし憶えも悪い。そもそも先生の話が理解できなかったりする。
見事なまでのへっぽこぶりで、いつもだったらいいかげんイヤになってもよさそうなのに、なぜかますます楽しく稽古に通っている。

いくつか理由は思い当たるけれど、そのひとつはたぶん頑張らなくちゃと思わずにすんだから。
入会した頃、先生には「頑張らないように」「今はできなくてもいい」とよく言われた。
当時はえーとでもそれでは上手くならないんでは?とか思ったりしたけれど、じゃあこれまでの習い事ではどうだった?もしかして漠然と「頑張ってうまくなること」が目的になっていなかった?いや、よく考えてみたら習い事だけじゃなくて勉強も仕事も。

上手くなろうとする、目標を持って頑張るのは悪いことじゃない。
でも生活全般、趣味の習い事までがんばらなくちゃ、うまくやらなくちゃ!だったらなんかバランス悪くて疲れそう。
そして上達することが目的になっちゃうと、「できない自分」ばかりが目に付く。
いくらやっても身に付いた気がしない。頭の中はうまくやるための段取りでいっぱい。
できたとかできなかったとかの結果ばかりが気になって過程が楽しめない...

稽古では、そのときの身体の感覚に集中する。
自分の胸、肚、足腰の感覚。組んだ相手の力の方向、強さを、自分の身体がどう感じるか。相手によってもちろん違うし、同じ相手でも組むたびに変わる。力と力がぶつからない方向を探っていったその結果として技がかかったりかからなかったりするわけだが、そこに至るまでの過程、この「探る」かんじがものすごーーーくおもしろい!
やらなくちゃと思い込み、できたかどうかの結果ばかりが気になっているとき、たぶん過程は上の空だ。ほんとはこんなふうにただ目の前にあること、過程そのものを味わえばいいのかもしれない。

頑張ってるはずなのに身につかない、結果が出せないあのどんよりした感じが稽古にはない。
目の前のことに集中して、ただ、やる。それだけで結果はちゃんとついてくる。あたりまえのように云われていることだけど、以前は冷ややかな気持ちで聞いていた。だってそれって所詮は結果を出せた人の理屈だよねえ。
でもへっぽこぶりを遺憾なく発揮しつつ稽古を楽しんでいる今、ああたまにはそういうこともあるのかも、ぐらいには思える。

できなくっても平気、技がキマらなくても大丈夫!(ウソ。技はたぶんキマったほうがいい)

ほんとおもしろいですよー!
楽心館の合気道!

合気道入門情報

別件ですが、文化の日、日本古武道大会の演武映像の表示をしました。ご覧ください。(Click here you can look youtube.Thank you.)

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