スカラ座にて『しゃべれども しゃべれども』を観た。
古典落語の道を極めようと修行中の若手落語家が、ひょんなことから愛想の悪い美女や言葉の違いから孤立しがちな小学生や口べたな野球解説者に落語を教えることになるお話しだ。
ストーリーはウェブサイトで確認していただくとして、わたしは雰囲気のとてもよい映画だと思った。
日本の首都大東京には、国会議事堂やヒルズやミッドタウンといった無機的でキラキラした場所以外にも、ほおずき市や演芸場や釣り堀やお寺や神社といったしっとりやわらかな場所もあったのねぇと、映画の背景にまず見とれた。
関東の端っこに住んでいたときに、結局行けずじまいだった浅草の演芸場なんて、すごくすごくいい雰囲気じゃないの……。くやしいわん。
また、大阪言葉を話す少年が、若手落語家から見せられた枝雀師匠の『まんじゅうこわい』のビデオに夢中になり、自分でも演じたくなって一生懸命になるところもわたしにはグッときた。
転校してきて言葉の違いからクラスになじめないでいた少年が、クラスのボス的存在を落語で笑わせて自分を認めさせた時の「落語を聞いてくれて、ありがとう」の言葉には、ほんとホロリとさせられた。
自分がおもしろい! と思ったお話しを、他の人にもおもしろく聞かせて楽しませたいという気持ちは、わたしにもよ~くわかるから。
どう伝えたらいいのか、工夫する難しさもよくわかるから。
結局は自分をど~んとさらけ出さなくてはならないこともよくわかるから。
そうして、相手が喜こんでくれたときの気持ちの良さもよ~くわかるから。
そうね、枯れかけた感受性にはこういう水やりが必要なのだわ。
生きた人間が目の前でなにかを伝えようとしている、空気感みたいなエネルギーみたいなもののやりとりがが必要かも。
読書よりも、おしゃべり!
映画やビデオやDVDよりも、実演ライブ!
あ~~、寄席に行きたいよぅ。
原作はこちら↓
古典落語の道を極めようと修行中の若手落語家が、ひょんなことから愛想の悪い美女や言葉の違いから孤立しがちな小学生や口べたな野球解説者に落語を教えることになるお話しだ。
ストーリーはウェブサイトで確認していただくとして、わたしは雰囲気のとてもよい映画だと思った。
日本の首都大東京には、国会議事堂やヒルズやミッドタウンといった無機的でキラキラした場所以外にも、ほおずき市や演芸場や釣り堀やお寺や神社といったしっとりやわらかな場所もあったのねぇと、映画の背景にまず見とれた。
関東の端っこに住んでいたときに、結局行けずじまいだった浅草の演芸場なんて、すごくすごくいい雰囲気じゃないの……。くやしいわん。
また、大阪言葉を話す少年が、若手落語家から見せられた枝雀師匠の『まんじゅうこわい』のビデオに夢中になり、自分でも演じたくなって一生懸命になるところもわたしにはグッときた。
転校してきて言葉の違いからクラスになじめないでいた少年が、クラスのボス的存在を落語で笑わせて自分を認めさせた時の「落語を聞いてくれて、ありがとう」の言葉には、ほんとホロリとさせられた。
自分がおもしろい! と思ったお話しを、他の人にもおもしろく聞かせて楽しませたいという気持ちは、わたしにもよ~くわかるから。
どう伝えたらいいのか、工夫する難しさもよくわかるから。
結局は自分をど~んとさらけ出さなくてはならないこともよくわかるから。
そうして、相手が喜こんでくれたときの気持ちの良さもよ~くわかるから。
そうね、枯れかけた感受性にはこういう水やりが必要なのだわ。
生きた人間が目の前でなにかを伝えようとしている、空気感みたいなエネルギーみたいなもののやりとりがが必要かも。
読書よりも、おしゃべり!
映画やビデオやDVDよりも、実演ライブ!
あ~~、寄席に行きたいよぅ。
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涼みがてら映画館に行くのもいいかも・・・のんびり楽しめそうだし
人の心を開くには、自分がまず開いて見せなければならないというのは、よく判ります・・・
あと、日舞やお囃子のお稽古の様子とか、お寺を借りて落語会しているところとか、演芸場の楽屋での様子とか、落語家の日常が丹念に描かれていてほんとにいい雰囲気の映画でした。
でも、上映している映画館はそう多くなさそうだから、チャンスは逃さないでね。