いちごタイム

いちごのつぶやき日記です
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ずいぶん元気になってきましたが・・・・

2005年12月19日 18時52分00秒 | グチ
ツワリは病気じゃない。
妊娠も病気じゃない。

でも、妊娠・出産は、一生のうちで女性だけが迎える大イベント。
そんな中、気持ちが不安定になったり、ウツになったり、普通のときでは流せることも、流せないことがたくさんあります。

きっとそんな不安定な時期に精神的に悩み事や苦痛があれば、余計にツワリがきつくなったり、落ち込んだりもするのかもしれません。


私にとっての、精神的苦痛は、義母です。

義母は、入院した日(11月25日)に病院に来て言いました。
「ほら、前に私が言ったでしょ。ツワリがあまりに酷ければ、入院したほうがいい。って。
家のことは、息子に任せて、ちゃんとよくなりなさい。
今度の弟の結婚式は、途中で気分が悪くなるといけないし、出なくていいから。」
でも、私の目標は義弟の結婚式(12月4日)までに元気になること。
だから言いました。
「お義母さん。そんなこと言わないでください。弟さんの結婚式は楽しみにしているし、それまでに退院することを目標に頑張っています。」

12月2日
私は、翌日には退院できると楽しみにしていました。
でも、相変わらず吐き気が強く、食欲もなかなか戻らない。
そして、朝の尿検査でケトンの値が++++
4つもプラスがつき、ようやく1日2本に減った点滴が、4本(24時間)に戻され、私はショックに打ちひしがれていました。

そんなとき、義母が来て言ったのです。
「今、先生に話を聞いてきたよ。自分がもう大丈夫だって思うまで入院してちゃんと体を治しなさい。先生にもそう頼んできたから。
結婚式にも出なくていいからね。」
私は素直にうなずきました。

病室は大部屋で4人の妊婦さんが入院していました。
その私たちの会話は、みんなの耳にも入り
「よかったね。いちごちゃんの様子を見ていると、結婚式の出席なんて無理だよ。
お義母さんの言うとおりだよ。もうしばらく退院は先にしたほうがいいよ。」

そして、その直後、だぁりんがすごい剣幕でやってきました。
「母さんの言うこと、間に受けてるのか?
結婚式に出席しないと、なにを言われるかわからないぞ!」
もうその時間には先生が帰っていました。
でも、看護士さんに話をつけて、翌日退院する手続きをとってしまいました。

私は、大パニック。
どうしたらいいものか。。。。?

義母の真意は違いました。
義母は、私がツワリごときで入院して、家事も放棄し、のほほんと暮らしていたことが許せなかったようです。
入院して2日ほどのち、だぁりんに電話がかかってきたようです。
「どうして、ツワリなんかで入院させて、何を甘やかしているんだ!
私だってツワリがきつかったけれども、がんばったよ。」
そういうことを延々言われたようです。
そして、翌週に迫った義弟の結婚式に出ない気か?なども詰め寄ったようです。

12月3日
まだフラフラする私は、だぁりんに連れられて退院しました。
同じ病室の子や、看護士さんの気の毒そうな視線に見送られながら・・・

家に帰っても、ぐったりしていました。
すると義母から、だぁりんに電話。
電話口でふたりが大声でどなりあっています。

私は、ベッドに入り休みました。
どうなることだろう?

しばらくして、義母が家にやってきました。
「母さんが、ツワリなんかで入院させて!とか言うからだろ!」
「だって、そんなことで入院するなんて聞いたことないから!
だから、先生に話を聞いたんだ。ツワリに波があることとか初めて聞いたよ。
せっかく私が先生に頼んだのに、お前は弟の結婚式をつぶす気か?」
「母さん、こないだ俺になんて言った?こっちの話をまったく聞かずに!!!」

私は、下に降りることもできず、ひたすらお腹の子に聞こえないように、ぎゅっとお腹をおさえて息を殺していました。

義母が帰ると、だぁりんは、私のところにやってきて、あの人は仕方ないよ・・・
って言い、まるで私のことを「ママ今までどこに行っていたの?」と言うかのように、ずっとべったり私のとなりにいました。

12月4日
寒く雨の降る朝でした。
気分が乗らず、家を出る直前までベッドで寝ていました。
気持ちは最低でした。
美容院で髪をセットしてもらい、関内の式場まで車で向かいました。

玄関前で車からおろしてもらい、トイレへ直行。
ロビーに行くと、義母がいました。
挨拶に行こうとすると、だぁりんが
「母さんタバコ吸っているからいいよ。」
そして、義母は私と目をあわせようともしません。

親族の控え室に向かい、私も気分を変えようと笑顔を作るようつとめました。
親戚のみなさんが「妊娠おめでとう。」と声をかけてくださり、「大丈夫?」と、気遣ってくださいました。
そして、お嫁さんのお母さんが挨拶に来てくれ
「体調は大丈夫?つらかったら、親戚が泊まるのに部屋をとっているから、そこで休んでね。」
私は今日の主役じゃないのに、恐縮の気持ちでいっぱいでした。

しかし、義母からは何の言葉もなし。

披露宴の最中も、義父や親戚の方が私に声をかけようものなら
「お父さん!あんたスピーチの準備はできているの?」
私への気遣いどころか、話をさえぎったり、自分はあびるようにお酒を飲んでいい気持ちになっている。

それでも、私は幸せそうな新郎新婦や、励ましてくれるみなさんから元気をもらい、休憩しながらも、なんとか披露宴を過ごすことができました。

12月5日
疲れがでて、ベッドから起き上がることもできませんでした。
入院して、「すぐにそっちへ行くから!」と言った実家の母でしたが、入院中うちに泊まるにしても気を使うし、入院中は私は病院でみてもらえるから、退院したら助けに来て。
と、おねがいしました。
そして、6日に来てくれることになったのです。
一人で病院に行くこともできないので、一日ぐったりして、次の日に母が来てくれることを待ちました。

12月6日
母がこちらに向かってくれました。
母が来てくれたら、病院に連れていってもらおうと思ったのですが、調べてみるとその日の診療は午前中のみ。
母を待っている余裕はありませんでした。
タクシーを呼んで、病院に向かい、待合室に入った直後、私は倒れてしまいました。

看護士さんに別室に連れられて、ベッドで休ませてもらいました。
やっぱりケトンが出て、入院が言い渡されました。

私は「今日から実家の母も来るから帰ります。」
そう言うと、看護士さんから「
あなたは、お姑さんに気遣って、だんなさんに気遣って、今度は自分のお母さんに気遣うの?
今は自分の体だけを心配しなさい。
あなたは、周りに気遣いしすぎている。」

結局、それから3日入院することになりました。



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2 コメント

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Unknown (える)
2005-12-21 09:43:32
いちごちゃん、大丈夫??

お義母さんのこと、精神的にツライね。

普段でもツライのに入院するほどの悪阻なんだもんね。

正直なんて声をかけてあげたらいいのか…。



お義母さんは自分が主役じゃなきゃダメな人なんだろうな。

だから義弟さんの結婚式も、いちごちゃんの体調のことよりメンツをつぶされる(←実際はそんなことでメンツつぶれないケド…)と思っちゃうだよね。



うまくいえないけど旦那さんの言うとおり、お義母さんはもう仕方ないよ。

でも周りのひとはきっとわかってるから、いちごちゃんの味方だから。難しいかと思うけど今はうまく気持ちをきりかえてベビのことと自分の心身を大切にしてね。



心配かけちゃってごめんね (いちご)
2005-12-22 10:38:22
義母は、自分が主役じゃないと気がすまないってのもあるし、今は悲劇のヒロインみたいな気分になっているの。



実は今は、もっと大変なことになっていて、私だけじゃなくて、うちの実家や、義弟のお嫁さんの実家にまで迷惑をかける始末・・・



でも、まわりはちゃんとわかってくれている。

だから、もう今はベビが元気で産まれることや、楽しい未来を想像して乗り越えるよ。