お土産の紅茶「スパイスティー」の心地よいシナモンの香り…。
これは絶対りんごと合う!と思い、りんごと共にいただきました。
ほっとする温かさと甘さ。幸せ~。
そして、コースター。
カップを置くとすごくバランスがよくて、テーブルがかわいくなります。意外なバランスに感動♪
参加したみなさまに配ったお土産たち、それぞれのおうちで可愛がってもらえてるといいなぁ。
セミナーでは、私も少しメニューの提案をさせていただきました。(ワインとコーヒー)
消費者として、自分が迷っていたことだったり疑問に思っていたところに注力して
料理を楽しみながら、少しだけ、私の知っている限りの知識の提供をさせていただきました。
知識の提供って難しいなぁといつも思っていて
まったく興味のない人に話しても「知識の押し付け」になったり、
またある程度知識をもっている人に話すのも、「いやみ」になったり「意見の食い違い」でお互いにいやな思いになってしまうことも…。
でもこういったセミナーでは、興味を持っている人が集まってくれるので
その辺は気兼ねなくできるのがいいですね♪(あとは話が上手にできれば…

)
「スパークリング・ティー・カクテル」
ダージリンティーの水出しとその水出しで作ったゼリーにスパークリングワインをあわせたもの。
レシピは、みんなで打ち合わせしている中で意見交換しながらできたものです。
トュルンとした食感を楽しみながら香り高いダージリンの程よい渋み、シュワッとした泡が心地よいカクテルに仕上がりました。
私はスパークリングワインの提案をさせていただきました。
ダージリンの香りと味を生かすのに選んだスパークリングワインはスペインの「カヴァ」。
本当はシャンパンを…と思ったのですがお値段が高く普段使いには難しいので、今回はシャンパンと同じ製法で作られる「カヴァ」にしました。
シャンパンやカヴァは泡が細かくいつまでもシュワシュワッとしていて、味わいも香りも良いのでほんの少しの量で十分存在感が出せます。
が、メインは紅茶なので、紅茶を活かしつつもシュワッと感もだす配合は四苦八苦。
ベストバランスの分量になった時は感動ものでした。
「ボジョレー・ヌーヴォー」
これは先日解禁になったので、パティシエのこすこすに頼んで美味しいものを選んでもらいました。
ここで特に何か話すつもりはなかったのですが、質問があったので回答をしました。
「キュヴェって何?」という質問。
これは持って来てもらったヌーヴォーに「キュヴェスペシャル」と書いてあった為。
私、このとき「ブレンド」って言ってしまったのですが、そのニュアンスは正しくないと後で思い返し…ここで訂正させてください!
正しくは「選りすぐり」です。説明では「よい物を選んで」ということを話したのですが、キュヴェ=ブレンドは違うなと…。いいものを選んでピックアップしたぶどうを合わせて作られたものと認識してください。
紛らわしいこと言っちゃってごめんなさーい!言葉を知らないって罪だわ…。反省。
「コーヒーのペアリング」
クリスマスケーキに合わせたコーヒー。
身近に飲んでもらえるようなコーヒーを提案したかったので、
ドリップの実習は逆に不便さを感じさせてしまうし(道具を揃えないといけないと思わせてしまったり)、形式ばったものを見せず、コーヒーを楽しむ提案がしたいなぁと。どうやってコーヒーを提案させるか悩みました。
エチオピアのコーヒーセレモニーは鍋で作るらしく、家にある道具でできるならおもしろいかなぁと思ったのですが、やっぱり実習はやめました。
原点にかえり、まず「ペアリング」の提案。
そして、家に帰ってから「コーヒーが飲みたい」と思った時に
「どんなコーヒー豆を選んだらいいんだろう」というところで、私の経験も交えてアドバイスする方向に決めました。
「ブッシュ・ド・ノエル」と「コーヒー」。
チョコレートクリームとくるみを使ったケーキには、しっかりした深みのあるコクと香ばしさと甘みのあるコーヒーが合いそう。でも深煎りではコーヒーが苦手な人もいる中、きついかなぁと。
ピコのマスターに相談したら、あっという間に素敵なブレンドを作ってくれました。
深煎りの味わいがありながら、後味すっきり。これならみんなに美味しく飲んでもらえそう!
セミナーでは、ブッシュ・ド・ノエルのデモンストレーションを見てもらっている間、後ろで人数分のコーヒーを私がいれて、みんなに提供しました。
あと「エッグ・ノッグ」。
玉子酒みたいなシロップを深煎りコーヒーに合わせて飲む、アメリカのドリンク。
イースターやクリスマスなどのおめでたい時に登場するドリンクらしいです。
ただ、レシピどおりの配合は甘すぎるのと卵が強くてちょっと胸焼けしそう…。
今回はシロップのように自分の好きな量を入れて飲んでもらいました。ナツメグですっきり感を出します。
コーヒーもエッグノッグも「おいしい」とおかわりしてもらい…とってもうれしかったなぁ。
おなかいっぱいの後に、ボリュームのあるメニューでごめんなさい!
意外とみんなぺロッと平らげてくれて…「ママはうれしいです♪」
コーヒー豆を選ぶポイントとして
・豆の出生
・豆の収穫年
・焙煎日
・挽いた日
それと、コーヒー豆は「農産物」であり、ワインやお米やお野菜のように、栽培に関わる人や土壌や天候などの環境が影響されるもの。その時々の味わいを楽しんでみてください。
ということをテキストに書かせていただきました。
コーヒーに関しては人によって実に様々なことが言われていますが、私が経験した中でよいと思われることをピックアップした消費者の目で書きました。
紅茶の勉強、ワインの勉強の中で、コーヒーも同じだという気持ちがより固まっています。そして、先日の古石場カフェのお手伝いセミナーでよりその気持ちが固まりました。
農家の人が一生懸命つくってるものを、大きな流通の中で、きちんとした形で見つけるのは難しいもの。
後はそれぞれみなさんが経験していく中で、良いと思うものを見つけてもらえたらいいなぁ。