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今回の記事は『スピード・レーサー』(2008年、監督:アンディ&ラリー・ウォシャウスキー)です。
マトリックスシリーズでスタイリッシュかつ斬新な映像革命を起こしたウォシャウスキー兄弟が、日本製アニメ「マッハGoGoGo」を実写映画化しました!
厳しい感想をちらほら目にするんですが、いや、面白かったですよ!
■内容紹介 ※goo映画より
レーシング一家に育ったスピードは、レース事故で死んだ兄の遺志を継いでレーサーとなり、地元のレースでぶっちぎりの優勝を果たした。
その才能に目をつけたローヤルトンからスポンサーの申し出を受けるが、家族と共にレースに出ることを望みこれを断る。
するとローヤルトンの態度が一変、すべてのレースは八百長で、スピードは勝てないと言い放つ。
その言葉を証明するようにレースでの妨害が始まり…。
何のために走るのか? その答えを見つけ出すのは君自身だ!
■感想
※カッコ内空白はネタバレ反転です。注意!
この映画、劇場で見た予告編ではB級映画感バリバリでした。
で、Web上での評価もあまり良くない。
※gooユーザーの評価: 50点(2008/07/20現在)
けれどすごく気にはなっていたので観てきました。
率直に感想を言うと、面白かったです、この映画。
つまらないどころの話ではない。観ていて燃えてきました。
観終わった後の気分も爽快。
なのに、何故にこうも評価が低いのだろうか?
やっぱり映像のせいなのかな?
『スピード・レーサー』の映像はかなり独特な感じがあります。
まず、人物と背景が全然融合していない。
めちゃ不自然です。
色使いはものすごく派手。カラフルワールド。
そして、顔のアップを多用してます。
アップの顔がスクリーンの右から左に流れるという独自のカットはユニーク。
映像にリアルさは皆無で、B級感がすごい。
最初は何だコレ! と思いました。
けど、観ているうちに慣れてきて、
これはこれで味がある!
と思えてきました。
ストーリーの方は単純明快。
アニメが原作というだけあって分かりやすい展開。
主人公がレース界の悪だくみに対し、レースで戦いを挑んでいくという少年漫画の王道を行くストーリーは観ていて燃えます!
僕は元となったアニメの「マッハGoGoGo」は見たことないので分からなかったですが、元アニメを再現したシーンがけっこうあるらしいです。
主人公の名前はスピード・レーサー。
ニックネームでも何でもなく本名です。(すごい名前!)
予告編ではスピードをヘッドハンティングする謎の美女だとばかり思っていたトリクシーは恋人役でした。
おそろしいまでの無茶をするヒロインです。
(レースに出ちゃうって流石にあり得ないでしょう!)
「マッハ5号を改造した。Aボタンでジャンプよ!」
って、あんた等すごい改造したな。
それを乗りこなすスピード君も超人レーサーでした。
レース中、ジャンプしまくりです。
もう車じゃねぇー!
単純明快、悪を討つ以外に、家族愛もこの映画の見所です。
スピードを信じて誇りに思ってくれる両親はとっても素敵でした。
このお父さん、いいなぁ。
スピードの弟、スプリトル君。
チンパンジーのチムチムとのコンビがかなりバカっぽい。
いや、実際おバカちゃんでした。
けど可愛かったです。
エンディング前のあのシーンは流石に空気読んだ方が良かったぞ、君たち。
謎の人物レーサーXも最後にはきれいにその正体がわかります。
含みを残さない終わらせ方は好印象。
↓マッハGoGoのメロディで
Go! スピード・レーサー♪
Go! スピード・レーサー♪
Go! スピード・レーサー♪ Go-♪
のエンディングもノリノリで良かった。気分爽快な気持ちで観終われます。
映画データ | |
---|---|
題名 | スピード・レーサー |
製作年/製作国 | 2008年/アメリカ |
ジャンル | アクション/サスペンス |
監督 | アンディ・ウォシャウスキー ラリー・ウォシャウスキー |
出演者 | エミール・ハーシュ クリスティナ・リッチ マシュー・フォックス スーザン・サランドン ジョン・グッドマン キック・ガリー ポーリー・リット ロジャー・アラム RAIN(ピ) 真田広之 リチャード・ラウンドトゥリー ベンノ・フユルマン ニコラス・エリア アリエル・ウィンター スコット・ポーター クリスチャン・オリヴァー モーリッツ・ブライブトロイ、他 |
メモ・特記 | 「マッハGoGoGo」(タツノコプロ)のハリウッド版実写アニメ化 |
おすすめ度 | ★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese)
+⇒スピード・レーサー - goo 映画
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面白かったのですね~
きゃー観たい
日本ではリメイク版アニメが
確か10年位?前にやってましたよ
ウォシャ兄弟はかなり日本の映画とか
アニメに影響されてますね
スピルバーグもルーカスもですけどね~
海外の監督さんで日本アニメに影響を受けてる方ってけっこういますよね。
日本アニメって世界に誇れるものだったんですね、昔も今も。
でも、これってマトリックスでネオがザイオンでなくトリニティーを助けるドアを選んだ事に通じるんでしょうね。
大きなスクリーンで、レーサー家族のようにめいっぱいスピードを応援しながら見てほしいです。
スピードをめいっぱい応援しながら観てました。
家族愛を描いた映画って良いですよね。