今回の記事は『レンタル・チルドレン』(山田悠介、幻冬舎文庫)です。
亡くなった子供の代わりに、別の子供をレンタルする。
子供を亡くした親の愛情とレンタル・チルドレンに隠蔽された恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
今まで読んだ山田悠介作品の中では一番怖かった。
■内容紹介
愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、子供のレンタルと売買をしている会社P.I.を紹介された。
二人は、リストの中から優と瓜二つの子供を見つけると、迷わず購入を決める。
しかし一カ月後、その子供は急速に老化し、顔が溶けていく……。
泰史は真相を求め、P.I.の研究所に忍び込む。
そこでは、日夜恐ろしい実験が繰り返されていた!
■感想
子供を失った親の悲しさと、子供を愛する親の愛情を描いた序盤の展開は切なかった。
亡くなった子供の代わりとして別のそっくりな子供へ愛情を向けていくというのはどうなんだろうと、正直思う。
けれどこれは当人じゃないから言えるきれいごとに過ぎないんだろうなとも。
山田悠介さんの作品として、序盤から切ないのはかなり珍しい気がします。
なんて思っていたら、正体不明の子供の不気味さを描くホラーへと一変する。
このシーン以降の描写の怖さは、山田悠介作品の中でもトップクラスの怖さなんじゃないでしょうか。
それぐらいに怖く、そしてちょっと悲しかった。
そして後半にはまた親の愛情を描いた切ない展開へと移行する。
でも結末にはダークなどんでん返しが待っていたりと先読み不可能な展開に驚かされます。
作品の感想として、面白かったと思います。
読みやすさはそのままに、本格サスペンスホラーの様相を呈したりと、作品のレベルはけっこう高いのではと思います。
確実に山田さんは物語の書き方が初期の頃よりも上手くなってきているなぁという思いが確信に変わりつつあります。
明らかにおかしいという印象は山田作品からはもう受けない。
(P.I.の警備がザル過ぎる!という点は…置いておく)
←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
亡くなった子供の代わりに、別の子供をレンタルする。
子供を亡くした親の愛情とレンタル・チルドレンに隠蔽された恐怖を描いたサスペンス・ホラー。
今まで読んだ山田悠介作品の中では一番怖かった。
■内容紹介
愛する息子・優を病気で亡くした泰史と冬美は、子供のレンタルと売買をしている会社P.I.を紹介された。
二人は、リストの中から優と瓜二つの子供を見つけると、迷わず購入を決める。
しかし一カ月後、その子供は急速に老化し、顔が溶けていく……。
泰史は真相を求め、P.I.の研究所に忍び込む。
そこでは、日夜恐ろしい実験が繰り返されていた!
■感想
子供を失った親の悲しさと、子供を愛する親の愛情を描いた序盤の展開は切なかった。
亡くなった子供の代わりとして別のそっくりな子供へ愛情を向けていくというのはどうなんだろうと、正直思う。
けれどこれは当人じゃないから言えるきれいごとに過ぎないんだろうなとも。
山田悠介さんの作品として、序盤から切ないのはかなり珍しい気がします。
なんて思っていたら、正体不明の子供の不気味さを描くホラーへと一変する。
このシーン以降の描写の怖さは、山田悠介作品の中でもトップクラスの怖さなんじゃないでしょうか。
それぐらいに怖く、そしてちょっと悲しかった。
そして後半にはまた親の愛情を描いた切ない展開へと移行する。
でも結末にはダークなどんでん返しが待っていたりと先読み不可能な展開に驚かされます。
作品の感想として、面白かったと思います。
読みやすさはそのままに、本格サスペンスホラーの様相を呈したりと、作品のレベルはけっこう高いのではと思います。
確実に山田さんは物語の書き方が初期の頃よりも上手くなってきているなぁという思いが確信に変わりつつあります。
明らかにおかしいという印象は山田作品からはもう受けない。
(P.I.の警備がザル過ぎる!という点は…置いておく)
書名 | :レンタル・チルドレン |
著者 | :山田悠介 |
ジャンル | :小説(ホラー/サスペンス) |
メモ | :特になし |
おすすめ度 | :★★★★ |
←ランキング参加中。よろしかったらクリックお願いします。
最終的にどうなったかよくわからなくて・・・
小6で、途中までしかわかりませんでした
でも読んでくうち可哀想とおもって
本当に泣いてしまいました(泣)
いい話だとおもいます♡