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今回の記事は『テラビシアにかける橋』(2007年、監督:ガボア・クスポ)です。
ナルニア国物語製作スタッフが手がけた新しい形のファンタジー・ドラマです。リアルだけどファンタジック。
観ていてとても胸が高まり、ストーリも感動的。オススメ映画です!
■内容紹介
――この橋を渡れば、またきみに会える
絵を描くのが得意な少年ジェスは、田舎町の貧しい家庭に育った。
ジェスは学校ではいじめられ、女ばかりの家の中でも疎外感を感じていた。
そんなある日、風変わりな転校生・レスリーがやってくる。
レスリーは風変わりで自由奔放な女の子で、ジェスとは対照的な性格だった。
けれども、ふたりはお互いに惹かれあい、次第に仲良くなっていった。
ある日、ふたりは小川を越えた先の森の中に入っていった。
森の中でレスリーが言う。
「学校より楽しい場所をつくってみない?
二人だけの魔法の国」
けれども、ジェスにはそんなものは見えない。
「目を閉じて…、心の扉を開くのよ」
その瞬間、何もなかった森の中が変わった。
ジェスの目の前に、今まで見たことのないような世界が広がった。
魔法の国・テラビシア!
そこでは何でもふたりの思い通りだった。
風よりも疾く走り、テラビシアを襲うダークマスターの軍団と戦い、冒険に満ちた時間を過ごした。
テラビシアはふたりにとって最高の遊び場になった。
■感想
2008年1本目の映画レビューです。
が、この映画が2008年最初に観た映画って訳じゃありません。
今まではレビュー記事は観た順に書いていたんですが、これからは公開中のものを優先的に書いていく方針に変えました。
レビューを書いた時点で劇場公開が終わってしまったら少し残念なことになるので。
ちなみにですが、この『テラビシア~』は2008年度では5本目に観た映画です。この前4作も早めにアップできるように精進(?)します。
(実はこの後にも3本溜まってたりします。相変わらずレビューためまくり…)
と、前置きはさておき、感想です。
『テラビシアにかける橋』ですが、この映画、2008年に観た映画の中で今のところ(2008.2.20現在)で一番感動した映画です。
これはいい!
ストーリーがすごく良かったです!
多感な年頃の主人公・ジェスは学校でも家庭でも疎外感を感じていた。
自分の言いたいことは言えず、少し消極的な面がある少年。
そんな時に、お隣に引っ越してきた風変わりな女の子・レスリーと出会い、少しずつ彼女の影響を受けていく。
想像力豊かな広い世界を感じるようになり、正しくないことに対しても立ち向かっていける勇気を出せるようになっていく。
また、レスリーにとってもジェスは、少し変わり者の自分とも普通に接してくれる最高の友人になっていきます。
お互いに惹かれあっているこの関係、観ていてドキドキしました。
甘じょっぱいと言うか何というか。青春だー。
加えてこの映画、今までにないファンタジーの趣向を凝らしています。
想像力という力で、ファンタジーの世界が作り上げられていきます。
リアルだけどファンタジック。
こういう設定の映画は初めて観ました。
決して本格ファンタジーではないんですが、とても素敵なファンタジーです。
(↑言ってることが意味不明でごめんなさい)
想像力は無限大ってことなんだなー。
グロくないのも好きです。
さすがナルニアのスタッフ!
加えて、実写映画は初(らしいです)で、こんな映画を撮りあげたガボア・クスポ監督もすごい。
映画後半の展開は切ない! もう切なくてたまらなくなります。
↓ネタバレにつながるので反転しました。構わない人だけカッコ内の空白を反転させてください。
(あることがきっかけで悲しみのどん底に沈むジェス。
すべてを自分のせいだと思い込み、心を閉じてしまう。
けれどジェスは、父親や先生、さらにはいじめっ子の上級生からも励まされ、立ち直っていく。
ケンカした妹と仲直りするため、また、もう二度とあんな悲劇が起こらないように、ジェスはある事を成し遂げます。)
映画のタイトルの意味が分かる最期のシーン、悲しいけれど嬉しくもなった。
強くて優しい少年へと成長したジェスが大好きになってしまいます。
レスリー役として、見事に魅力的なヒロインを演じたアンナソフィア・ロブ。
この娘、チャリチョコでは生意気なガムの子供を演じてた娘であり、リーピングでは不気味な少女を演じてた娘です。
今回はふとした瞬間、やたら大人っぽく見えます。
可愛いというより綺麗な娘っていうのは彼女みたいな娘を言うんだな、と何だか思いました。
『テラビシアにかける橋』は、オススメの映画です。
胸が高まる映画が観たいという方はぜひ観てください。
感動できる映画を観たいという方もぜひ観てください。
きっと期待は裏切らないはず!
映画データ | |
---|---|
題名 | テラビシアにかける橋 |
製作年/製作国 | 2007年/アメリカ |
ジャンル | ドラマ/ファンタジー/青春 |
監督 | ガボア・クスポ |
出演者 | ジョシュ・ハッチャーソン アンナソフィア・ロブ ロバート・パトリック ベイリー・マディソン ズーイー・デシャネル ケイト・バトラー デヴォン・ウッド エマ・フェントン グレイス・ブラニガン レイサム・ゲインズ ジュディ・マッキントッシュ ローレン・クリントン、他 |
メモ・特記 | 原作:キャサリン・パターソン著『テラビシアにかける橋』(偕成社刊) |
おすすめ度 | ★★★★★ |
■Link
+⇒公式HP(Japanese/English)
+⇒テラビシアにかける橋 - goo 映画
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ichi-kaさんのレビュー読んだら、やっぱり見に行きたかったなぁ。
DVD化もしくはWOWOW放送まで我慢ですね
テラビシアはとっても素敵な映画なので、DVDでも何でも見てください。オススメです。