今日は鼻緒の生地について書きたいと思います。
生地には鼻緒に加工可能なものと不可能なものがあります。ほとんど可能なので・・・逆に不可能な(向かない)ものを言うと、極端に厚い生地(5mm以上)や薄すぎる生地(0.01mmとか)、バリバリに固すぎる生地などです。それ以外の生地であれば加工は可能であると思います。
では、実際に現在加工している代表的な生地をご紹介します。牛革・合成皮革・帯地・佐賀錦・本天などなど。草履をご覧になったことのある方なら、何となく想像できますよね!
本天と思った、そこのあなた!あまり聞きなれない生地ですよね!本天は鼻緒専用の生地です。従来、下駄用鼻緒の生地として使われていましたが、本天の柔らかさや耐久性、色の豊富さなどから、近年草履の鼻緒の生地として使われるようになりました。
下駄というと夏場に素足で履くイメージがありますよね~?そうなんです本天は素足で履いても痛くない生地なので、履きやすさは実証済み
本天についても、またまた奥が深いので後日にしたいと思います。
では次回をお楽しみに