東京都内で100年以上続く老舗履物店の定番鼻緒が出来るまでを、なるべく詳細にご紹介したいと思います。今回ご紹介する鼻緒は通称「両玉一本鼻緒」と呼ばれている定番の鼻緒(牛革製)です。鼻緒の玉とは、鼻緒の両サイドに見えるレール状の物を言います。
見た目は何でもない普通の鼻緒ですが、比較的細めのタイプになりますので、職人の技量に差が出る鼻緒です。鼻緒の細さには限界があり、細ければ細いほど仕立てが難しくなります。
これからミシン掛けをしていきます。まず初めは玉を縫い付ける作業です。弊社では「玉付け」と呼んでいます。玉は約1cm幅に裁断した細めの生地です。曲がらないように慎重に縫い付けていきます。
玉付けが終わりました。曲がらずに、まっすぐ縫い付けることが出来ました。
次は「落としミシン」と言われるミシン掛けの最終作業です。この「落としミシン」が最も熟練を要する難しい作業になります。
ミシン作業を終えた筒状のものに鼻緒の骨となる芯材を挿入していきます。この作業を「引き通し」と弊社では呼んでいます。鼻緒の太さによって中に入れる芯材を変えます。
引き通しが終わりました。次は前坪を付ける作業です。「坪付け」と言われる作業です。
前坪を付け終えたら、次は最終仕上げの「曲げ」作業です。この作業は曲げる角度や力加減が微妙で経験がモノを言う熟練の作業です。
曲げ作業を終えた後は、前坪に和紙を巻きつけて出来上がりとなります。
自画自賛ですが・・・今回もキレイな鼻緒が出来ました。
このあと老舗履物店でステキなお客様と出会い、永くご愛用頂けると本当に嬉しく思います。
※ 弊社「はな壱」では、以上の全工程を社内で一括して行っています。
は な 壱
東京都足立区関原3-8-7
03-3880-1584
suchanz@crocus.ocn.ne.jp
見た目は何でもない普通の鼻緒ですが、比較的細めのタイプになりますので、職人の技量に差が出る鼻緒です。鼻緒の細さには限界があり、細ければ細いほど仕立てが難しくなります。
これからミシン掛けをしていきます。まず初めは玉を縫い付ける作業です。弊社では「玉付け」と呼んでいます。玉は約1cm幅に裁断した細めの生地です。曲がらないように慎重に縫い付けていきます。
玉付けが終わりました。曲がらずに、まっすぐ縫い付けることが出来ました。
次は「落としミシン」と言われるミシン掛けの最終作業です。この「落としミシン」が最も熟練を要する難しい作業になります。
ミシン作業を終えた筒状のものに鼻緒の骨となる芯材を挿入していきます。この作業を「引き通し」と弊社では呼んでいます。鼻緒の太さによって中に入れる芯材を変えます。
引き通しが終わりました。次は前坪を付ける作業です。「坪付け」と言われる作業です。
前坪を付け終えたら、次は最終仕上げの「曲げ」作業です。この作業は曲げる角度や力加減が微妙で経験がモノを言う熟練の作業です。
曲げ作業を終えた後は、前坪に和紙を巻きつけて出来上がりとなります。
自画自賛ですが・・・今回もキレイな鼻緒が出来ました。
このあと老舗履物店でステキなお客様と出会い、永くご愛用頂けると本当に嬉しく思います。
※ 弊社「はな壱」では、以上の全工程を社内で一括して行っています。
は な 壱
東京都足立区関原3-8-7
03-3880-1584
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