20日夕方以降、東日本の太平洋沿岸部中心に暴風が吹くとのことで、航空関係など、前日より、天候調査予定が告知されて、20日夕方になると、羽田空港や成田空港など、一時、航空機のダイヤの乱れが生じましたが、大したことならず。肩透かしの感じでしたが、まずは結果オーライというところでしょうか。
この、予想に反して暴風が吹かなかった原因ですが、
まず、前日21時発表の、20日21時の予想天気図(上側)と、20日21時の天気図(地上実況)(下側)※共に気象庁HPより引用 とご覧ください。
◆20日21時の予想天気図
◆20日21時の天気図
20日当日の天気図には、東海道沖の低気圧の前側、関東南部に、低圧部が、そして、能登半島沖には低気圧が解析されていますが、上側予想図には、それらは予想されておりません。
さらに、20日15時のウインドプロファイラー風向風速全国実況図(上側)※気象庁HPより引用 と 20日15時の日本付近雲画像図(下側)※高知大学気象情報項HPより引用 ですが
◆20日15時のウインドプロファイラー風向風速全国実況図
◆20日15時の日本付近雲画像図
引用図にはありませんが、前日19日の各種予想図では、20日午後以降、東北から関東、中部地方にかけて、風向が概ね南寄り風となる予想でした。
が、20日15日のウインドプロファイラー風向風速全国実況図より、伊豆諸島八丈島では、南寄り風がかなり強めではありますが、東北地方、北陸地方の高田あたりでは、南南東〜南東となっており、
20日15時の日本付近雲画像図より、図内に印字した、お椀をかぶせた ∩型の画像域(上空3000㍍付近の顕著な上昇流域) A Bが、四国沖から日本海中部へと、ほぼ南北に連なって見らてます。
さらに、20日15日のウインドプロファイラー風向風速全国実況図より、伊豆諸島八丈島では、南寄り風がかなり強めではありますが、水戸や東北地方、北陸地方の高田あたりでは、南南東〜南東となっていたとのこと、これは
これらの事象は、
◇本州南岸の低気圧とは別に、日本海中部にも別の低気圧が発生する兆候 や
◇暖気と寒気とが、関東南岸でぶつかり合い、局地的な前線を形成し、低気圧へまとまる前兆でもあります。
かくして、20日15時以降、関東平野各地では、南部でも、沿岸部の一部で南夜風が入ってきたものの、全般的に、北おるいは北東風で推移しました。これは、関東南岸に発生した低圧部と日本海中部に発生した低気圧のため、関東地方周辺では比較的等圧線の幅が広がってしまったためでしょう。
このように、実況をナウキャスト的に監視して、予想図を修正することか、的確な気象現象予想には、如何に重要か 再認識させられますね。
この、予想に反して暴風が吹かなかった原因ですが、
まず、前日21時発表の、20日21時の予想天気図(上側)と、20日21時の天気図(地上実況)(下側)※共に気象庁HPより引用 とご覧ください。
◆20日21時の予想天気図
◆20日21時の天気図
20日当日の天気図には、東海道沖の低気圧の前側、関東南部に、低圧部が、そして、能登半島沖には低気圧が解析されていますが、上側予想図には、それらは予想されておりません。
さらに、20日15時のウインドプロファイラー風向風速全国実況図(上側)※気象庁HPより引用 と 20日15時の日本付近雲画像図(下側)※高知大学気象情報項HPより引用 ですが
◆20日15時のウインドプロファイラー風向風速全国実況図
◆20日15時の日本付近雲画像図
引用図にはありませんが、前日19日の各種予想図では、20日午後以降、東北から関東、中部地方にかけて、風向が概ね南寄り風となる予想でした。
が、20日15日のウインドプロファイラー風向風速全国実況図より、伊豆諸島八丈島では、南寄り風がかなり強めではありますが、東北地方、北陸地方の高田あたりでは、南南東〜南東となっており、
20日15時の日本付近雲画像図より、図内に印字した、お椀をかぶせた ∩型の画像域(上空3000㍍付近の顕著な上昇流域) A Bが、四国沖から日本海中部へと、ほぼ南北に連なって見らてます。
さらに、20日15日のウインドプロファイラー風向風速全国実況図より、伊豆諸島八丈島では、南寄り風がかなり強めではありますが、水戸や東北地方、北陸地方の高田あたりでは、南南東〜南東となっていたとのこと、これは
これらの事象は、
◇本州南岸の低気圧とは別に、日本海中部にも別の低気圧が発生する兆候 や
◇暖気と寒気とが、関東南岸でぶつかり合い、局地的な前線を形成し、低気圧へまとまる前兆でもあります。
かくして、20日15時以降、関東平野各地では、南部でも、沿岸部の一部で南夜風が入ってきたものの、全般的に、北おるいは北東風で推移しました。これは、関東南岸に発生した低圧部と日本海中部に発生した低気圧のため、関東地方周辺では比較的等圧線の幅が広がってしまったためでしょう。
このように、実況をナウキャスト的に監視して、予想図を修正することか、的確な気象現象予想には、如何に重要か 再認識させられますね。