?7月31日21時の天気図 気象庁HPより引用>
②7月31日21時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版)気象庁HPより引用 ・加工
南西諸島に台風12号が最接近しています。
台風を取り巻く雲の集団は、通常ですと、螺旋状でかつ、渦巻いた雲の集団となっていますが、引用図②より、今回の台風12号を取り巻く雲の集団、渦巻いてはいなく、全体として、リング(輪)型となっています。
勿論、このような状態の台風は、勢力は弱いものですが、台風に伴う特に強い雨は、当該リングの部分で、また、当該リングの周辺部で、特に風が強くなるという性質があります。台風の中心付近では、比較的、雨も風も弱めで推移します。
事実、引用図②での、台風を取り巻くリング状の雲の箇所Aが、31日19時30分過ぎから南大東島を通過しましたが、通過し終わるあたりの20時前に、南大東島では、最大瞬間風速30・6m毎秒を、10分間の平均でも20m毎秒近い非常に強い風を観測しております。
さらに、引用図②より、今回の台風12号、特に、台風の外縁部を廻るようにして、本州の南海上から暖湿流が大量に本州上に流れ込んできています。8月1日は、この暖湿流がぶつかる地形となっている、九州南部や東部、四国 紀伊半島では、雨量がまとまる恐れがありますから、充分に警戒してください!
8月1日は、茨城県内には、この暖湿流の一部の影響で、朝晩中心に海上海岸部では見通しが悪く、にわか雨や雷雨が起こりやすくなってきますから、どうかご留意ください!