思わずやってる…子どもをダメにする親の習慣8つ【前編】 | WooRis(ウーリス)
“子は親を映す鏡”と言われるように、子どもは親から良くも悪くも大きな影響を受けます。子どもの心身の問題についても、実は親の日常のちょっとした習慣が原因ということが少なくありません。
あなたも知らず知らずのうちに、子どもに悪い影響を与えているかも!? そこで、アメリカの健康情報サイト『WebMD』から、子どもをダメにする親の習慣8つを2回にわたってお届けします。あなたに当てはまる項目がないかぜひチェックしてくださいね。
■1:自分の容姿についてダメ出しする
「あー、ジーンズが入らなくなっちゃった。ホントに嫌になっちゃう」とか「このシワ、何とかならないかしら……」など、自分の容姿について常にボヤいていませんか?
子ども……特に女の子は、母親の発言の影響を受けやすいです。ですから、母親が自分の容姿にダメ出ししているのを頻繁に耳にしていると、子どもは鏡で自分の姿を見るのが怖くなります。
容姿のことを気にするあまり、過激なダイエットに走ったり、摂食障害に陥ったりすることにもなりかねません。
■2:ヤケ食いする
気分が落ち込んだときに、ヤケ食いする習慣があると、子どもに不健康なメッセージを送ることにつながります。不健康なメッセージとは、「気持ちを落ち着かせるためにはとにかく食べ物を詰め込めばいい」というものです。
親は子どもに“気持ちが落ち込んだときの対処法”についてお手本を示さなければなりません。つまり、ヤケ食いに逃避するのではなく、友達とおしゃべりしたり、散歩したりなど、健全なお手本を示すことで、子どもはきっと感情のコントロールがうまい人間に育つことでしょう。
■3:携帯電話に夢中になる
携帯電話を手放せないでいる親が、子どもに向かって「食事中にメールするのはやめなさい」なんて注意しても、全く説得力がありませんよね。
行動は言葉よりもずっと重い。携帯電話の使用方法について、親子できちんとルールを定めて、子どもだけでなく親もそれに従わなければなりません。
携帯電話に依存する子どもは、睡眠不足になったり、学校の成績に支障が出たりするだけでなく、夜更かししながらスナック菓子を食べるなどの食習慣の乱れもあって、肥満になりやすいという研究報告もあります。
子どもをそんなふうにさせないためには、親がまず携帯電話と上手に付き合わなければなりませんね!
■4:子どもの外見を飾り立てる
女の子は小さいうちからおしゃれに目覚めます。また、お母さんのほうでも娘をかわいらしく着飾るのに無上の喜びを感じる人が多いことでしょう。ただし、専門家はおしゃれを重視しすぎることに警鐘を鳴らしています。
多感な子ども時代には、おしゃれ以外の様々な活動に携わらせるべきです。たとえば、子どもにとって、外で思い切り体を動かすことは欠かせません。
“かわいい”だけではなく、“心身が強い”ことも価値があるのだと子どもは学ぶべきでしょう。「かわいいね」と褒めることも大事ですが、それと同じくらい「賢いね」「優しいね」などと内面についても高く評価してあげてください。
思わずやってる…子どもをダメにする親の習慣8つ【後編】 | WooRis(ウーリス)
■5:お酒やコーヒーなどの嗜好品でストレス発散する
仕事でイヤなことがあった日には、「これが飲まずにやってられるか!」とヤケ酒に走っていませんか? そういう親の姿を見ていると、子どもは「酒はストレス解消に最適なのだ」と学習してしまいます。
もちろん、お酒はストレス解消の一手段ではありますが、お酒に頼り過ぎるのは考えものです。運動したり、ヨガをしたり、趣味に没頭したりなど、ほかにストレス発散方法を見つけるべきでしょう。
また、お酒を飲まなくても、リラックスするためにコーヒーなどの嗜好品が欠かせないという人も要注意です。これも子どもにとって、あまり健全な習慣とはいえません。
■6:勝ち負けにこだわる
「お隣のお子さんは優秀なのに、それに引き換えあなたは……」というふうに、他の子と比較して子どもにダメ出しするのは、その子を発奮させるどころか腐らせるだけです。よその子だけでなく、兄弟姉妹でくらべるのも好ましくありません。
他人と比較するのではなく、子どもがどれくらい自分なりに頑張ったのかを評価してあげましょう。たとえば、昔は出来なかったけれど、今は出来るようになったことなど、子どもの成果を褒めてあげてください。
他人との勝負にこだわるのではなく、勉強であれスポーツであれ、子どもがその活動をいかに楽しいと感じて、夢中になれるかが大事です。そのためには、親は他人との勝ち負けに一喜一憂するのではなく、「あなたが●●できて嬉しい」と子どもの活動そのものを評価するようにしましょう。
■7:夫婦喧嘩が絶えない
いつも夫婦喧嘩が絶えないようだと、子どもは「人に対してああいう乱暴な態度をとってもいいんだ」と思い込むようになります。
もちろん、家族の問題について夫婦で本音を出し合った結果、言い争いになることもあるでしょう。ただし、夫婦喧嘩のなかには、単に自分のストレスを相手にぶつけるだけという全く建設的でない類のものも少なくありません。
つまり、自分のストレスをうまくコントロールすることによって、不毛な夫婦喧嘩は減らすことができるのです。
ストレスが原因の喧嘩は、自分の言いたいことを一方的に吐き出すことで、直後にはスッキリするものの、あとで強烈な自己嫌悪に陥ります。さらに、子どもの心身にも悪影響を与えかねません。
夫婦喧嘩が絶えないという人は、その原因が実は自分のストレスではないかどうか振り返ってみる必要があるでしょう。
■8:悪口やゴシップが大好き
「あの人って太っててみっともないよね」とか「隣のご主人、仕事がうまくいってないみたい……」など、人の見た目や言動について、あれこれ悪口を言うのは自尊心が低い証拠。親がゴシップ大好きだと、子どもも親と同様に自尊心が低く育ちます。
親の発言だけでなく、メディアにも要注意。テレビや週刊誌などでは、芸能人の悪口やゴシップがあふれています。そういう低俗な情報は、子どもに触れさせるべきではありません。