何かあったとき、「まあ、子どもだから分からないよね」と思ったことありませんか??いやいや、子どもだっていろいろ考えてるんです!!
先日発表されたカリフォルニア大学の研究によれば子どもは何か物事を考えるとき、子どもたちは自らそれを分析し、理解し、実験し、観察するということが分かったんです。
説明にはこうあります。
〝科学者の説明によれば、何十年か前までは、2歳の子どもが科学者と同じように思考することができるという考えは、少なくとも馬鹿げたものにしか思われていなかった。
しかし、その後の研究が示したところでは、非常に小さい子どもでも、彼らを取り巻く世界を心に描き、直感的な理論をつくり上げ、予測と推論という、まさに科学者の心のなかで行われるのと同じような学習のあり方につながる事柄を行っているという。〟
具体的にどんな実験だったのかというと !
〝例えば幼児は、白い玉でいっぱいの箱から取り出された赤い玉を、赤い玉が箱の中によりたくさんあるときよりも、長い間観察し続ける。科学者たちの説明では、これは幼児が統計的に何をより期待でき、何をより期待できないかを理解しているからだという。
子どもたちに対して、箱の上にある物体Aが置かれると音を鳴らし始めるけれど、ほかの物体ではそうはならないことを何度も見せると、小さな子どもたちは、物体Aを箱の上に置いたり外したりすることによって音を鳴らしたり消したりできるだろう。〟
こういう実験を見ると、子どもたちは「おそらくこうなるだろう」ということを理解しているし、思ってもいなかった現象が起きたときには赤ちゃんのときでさえ、「期待をする」という感情があることが分かります。
よく「いないいないばあ~っ」をするとき、手やハンカチで最初に顔を隠しますが、あのときに赤ちゃんって「次はどんな顔が出てくるんだろう」とわくわくしているはずですよね。それと同じことなんだと思います。
赤ちゃんだって、想像していたことと同じことが起こればつまらなそうだし、反対に思ってもいなかったことがあれば目を見開く・・。大人と同じように脳で考えてるってことなんですね☆
そう考えると、神秘的じゃありませんか??
【参照サイト】小さな子どもたちも科学者と同じように思考する
(文 安田歩美)