漫画でよくあるパターンの元祖

漫画でよくあるパターンの元祖のまとめです。

口調・口癖

2006-02-04 04:14:25 | Weblog
【疑問40-1】(日本語)+(口癖)で話すキャラの元祖は何でしょう?
例:猫なら「いこうかニャ!」
  ころ助なら「そう思うナリ」
【情報】方言か?手塚のお茶の水博士あたり?
赤塚キャラだとそういうのばかり
萌えキャラにここまで語尾や方言が広まったのは明らかにラムの影響が大きいだろう
【疑問40-2】中国人の~アル
【情報】(説1)中国人の喋り方>中国語にはbe動詞に相当するもの「是shi」があって、言語教育が発達していなかった昔。
それを引きずった結果、現実の中国人の喋り方もそうなりがちだった。
現代でもたまに聞く。日本人がついつい「僕はビール」に当たる表現に「I'm beer」といってしまう事があるようなもの。

(説2)中国語を日本語に訳すとき「有」という漢字が余ることがある。普通はそれを切り捨てて訳すけど、それを最後に持ってくると「○○有」になり、それが転じて「○○アル」になる。
 中国人キャラの語尾に「アル」がつくのは、これに由来する…という話を聞いたことがあります
中国語の有は基本的にhaveかthereじゃないか?
比較級とかじゃ余るかな?
語学板の「アル」の語源スレではログが見つからないが是説が圧倒的だったと思う。
他にアル化説があったが、有説は出てたかどうか記憶にない。

(説3)日本人の芸人がやったのが始まりだと
中国語文学科の教授が言ってました。

(説4)赤塚富士夫
戦時中に、中国人徴収兵が赤塚の父親に対して
「・・・デアリマス」(ケロロか)
をなまらせて、「・・・アル」といってしまったのをマンガ内でオーバーに描いたというのは有名な逸話。

(説5)中国語には同音の言葉を区別する為に、「アル変化」というのがあるらしい。って宇佐教授が言ってたよ。
一説には、当時、日本に渡航する中国人に対して、中国が簡単な日本語習得のためのパンフレットを配ったが、
このパンフレットに、日本語は「~である」が文末になる、というようなことが書かれていたためとか。


(説6)19世紀初頭、中国人「阿婁余」さんが来日し、「私中国人あるよ」といったのが始まりだといわれています。

(説7)戦前だか戦中だかの中国における日本語教育で、
日本語は最後に「~である」と言っておけば酷い間違いはしない、と言われたから。

これについては、ガチで中国人…というか華僑の香具師が日本語を習得する方法として結構昔からあったらしいな。
未来と現在ならアル(ヨ)、過去ならアッタ(ヨ)っていうふうに、
単語だけ勉強して、その活用を知らなくても会話がある程度成り立つようにしてたらしい。

語尾がアルの中国人は
宮澤賢治の小説にすでに登場していました。
ただ、カタカナ表記ではなかったと思いますけども。
戦前、戦中の漫画なんかでも
「日本兵 乱暴アルヨ」とかって喋ってるみたい
あとノラクロとかも

【疑問40-3】~なのだ!の元祖
【情報】天才バカボン?
【疑問40-4】~じゃ
【情報】岡山方言だっけ? その言葉の地域出身の若者たちが江戸か上方に上って勉学に励み、 時を経て都会で「近所に住んでる教養のある年寄り」となる。すると都会育ちの老人も
人々の尊敬を集める賢人の真似をして「~じゃ」を付け始め、「~じゃ」老人が増殖したとかなんとか。
(これはソースが2ちゃんだったような気がするので真贋不明)
漫画だとなんだろう。「ゲゲゲの鬼太郎」では確認したけど、こんな新しいわけないと思うし
【疑問40-5】子分系のキャラが使う「~~ッス」といった語尾
【疑問40-6】どの漫画でも関西弁キャラが1人はいることについて。
リアル以上に関西弁でけちんぼってイメージ。しかも他の地方の方言はあまり漫画では見かけないのに。
【情報】漫才師とかの芸人が関西弁で話す辺りから?
藤子のパーマン(1960年代)のパーやんじゃないか?
いなかっぺ大将の西一もどケチ関西弁キャラを広めた一人だと思う。
花登筺のドラマ (1928年3月12日 - 1983年)?あしたのジョー(1968年~)?
関西商人ってイメージだけなら織田信長くらいまでさかのぼれるんじゃないの
【疑問40-7】京都の方言を漫画で流行らせたのは?
漫画でよくいる京都人は~どすって言葉を使って
着物を着たり日本の伝統芸能をたしなんだりのイメージが。
京都は確かに日本の伝統ってイメージは強いところだけど。
芸者??
【情報】僕の地球を守ってで作者が「関西弁のキャラは多いけど
京都弁のキャラはあまりいないので出してみました」と
京都弁の超能力キャラ出していたので少なくともそれ以前だと思う。

とてもわかりやすいのだとアニメになった
南国少年パプワ(2002年4月号~)京都のアラシヤマとか?。
もっと前からありそう
【疑問40-8】漫画とかゲームとかドラマとかの女キャラが、
「あら?~かしら?」とか「そうね。私も~だと思うわ。」
こういう風により女性らしいしゃべり方をさせるようにしたのはいつごろからでしょう?
漫画だと男と女のしゃべり方ってかなり違いがあると思うけど、
リアルの女はほとんどの奴は一人称の私(あたし)と僕(俺)以外はほとんど同じかと。
【情報】ごくごく一般的な山手言葉。デパートにでも行って、行きかう老婦人の言葉遣いを観察してみよう。
明治の小説で使われているから、漫画で女性を描こうと思っても自然とこの言葉遣いになるだろう。
起源と言うなら江戸時代、参勤交代の影響で様々な地方から集まった(方言遣いの)奥方達が 互いの意思の疎通を図るために言葉の統一を図った結果できたものらしい。
【疑問40-9】「あたしは~だと思うよぉ!!」
こういうロリキャラとかのしゃべりかたの元祖は?
【疑問40-10】そうか?わたしは~だと思うが?
こういうクールキャラのしゃべり方は?
【情報】ロボットの喋り方に語源があると思う。なるべく簡略し、感情を見せない喋り方。
人間に敬語を使わず、流暢な言葉を話すロボットが出てくるSF作品があれば、それが元祖かと 漫画だと……間久部がこんな言葉遣いだったかなぁ
【疑問40-9】お金持ちのおばちゃん~のざます
【情報】「ざます」は元々江戸後期に吉原の芸者が用いた言葉使い。
明治初期の高官には、浪人時代にお世話になった芸者を妻に娶ったものが多かったことから、
「ざます」=身分の高い成金奥様
のイメージが付いたそうだ。