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過去の記憶置き場

過去に遊んだゲーム(主に年齢制限があるもの)についてプレイ順に書き残す場です。お読みになる方は自己責任で。

坂の上の学校がハートフルな舞台でした(To Heart)

2020-11-07 02:28:26 | 日記

『To Heart』は今の日本のギャルゲーの金字塔となった作品といわれる。

Leafのビジュアルノベルズ第3弾。俺が人生で遊んだPCゲーム2作目。

 

 

プレイ時期は2002年3月。

このゲームを手に取ろうとしたきっかけは、アニメ経由。

当時、川澄綾子さんという声優が大好きで(今も好きだけど)、ヒロインを演じていると知ってからだった。

大学受験もひと段落して、卒業式のちょっと前にに会った高校の同級生に「To Heartってアニメ、今度見てみようと思うんだよねー」と話したら「ゲーム持ってるよ、つーかこみパと同じメーカーじゃん」といわれ、卒業式にPC版を受け取る。

高校は卒業するけど、冬も終わりが間近でもうすぐ桜が咲く、という時期にプレイをすることに。

後々知った話だけど、この同級生はまぁそれなり兄とPCゲームを買い漁ってたそうで・・・英才教育やな。(月姫が、歌月十夜が、それ散るが・・・などとキーワード満載)

 

こみパみたいなゲームがまたできるんだー、とウッキウキしてインストールしていざプレイを始めると・・・・あれ?ってなる。

ゲームを進める上でのインターフェースが違うし、絵も違うし、色彩も違う、声もない。

発売当時は1997年、その頃はWindow95が主で、なんならようやくフロッピーでのMS-DOSから脱却した人達も多いとか、俺自身は露知らず。

なんかビミョーとか思いながら、とりあえずはじめた。

 

しかし、流石は伝説となるもの。非常に面白かったわけですね。

こみパに負けじと劣らず個性が強いというか、まず登場キャラの枠が凄い。

幼馴染、悪友、委員長、財閥のお嬢様、帰国子女、格闘技、超能力、ロボット、苦学生と枠が広い。

プレイを進めるにつれてインターフェースとかを一切気にすることなくのめりこんでいった。

 

最初はヒロインと結ばれずにBADエンド(通称:雅史ちゃんエンド)でがっくりした記憶。

女心がわかってなかった、空気が読めなかった、という自分自身の問題もあったし、どこに誰がいてイベント進むかが見えなかったのもポイントかも。(PS版はそこが改良されてましたね)

とはいえ、セーブとロードを繰り返していくとそのうちキャラのクリアに繋がっていき、やったぜ、と思った矢先にこのゲームの落とし穴に見事にハマる。

幼馴染って難しいよね、なるほどなー、と。よく考えられていたものですね。(To Heart2でも一部のキャラに類似のギミックを仕込んであって、ちょっとうれしかった)

 

このゲームは喜怒哀楽でいうと、哀の要素が少し強めに出る部分があって、プレイ中に涙が溢れるシナリオもあった。

もちろんゲームで泣くのは初めての経験で、こんなにも感情移入して泣いてしまうようなゲームってあるんだ、と感動した瞬間でもあった。

ゲームはトータルで見ると非常に明るいものなので、一般には泣きゲー扱いはされないと思ってるけど、一部のシナリオ的にはグッと来るものがあります。

特に有名なキャラでいえば、PS版では声もついて、しかも当時は人気絶頂な堀江由衣さんだったものだから、ファンも沢山いたようですね。

 

なお、この作品はPC版よりもPS版の方が非常に完成度が高い。

絵が綺麗になった、追加キャラも良し、ミニゲームも面白い、声もつくといいこと尽くめ。

BCMとOPテーマと幼馴染のシナリオ(大差ないけど、PC版固有のえっちな描写で一つ演出があって、それは色々と考えさせられたので)はPCの方が好きですが、今から新規に手を出す物好きさんがいれば、全年齢版のほうがオススメです。

 

また、このゲームは同人ゲームでTHE QUEEN OF HEARTが非常に有名で、原作を知らずに同人ゲームを遊び倒してる人も結構いた。

大学の同期と4人対戦とかして遊んでたし、そういう意味でもTo Heartは個人的に大変楽しい思い出があるゲームかな。

高校のパソコン部の前を通ると、いつもゲームやってるなーとか思ったけど、後から実はQOHをやっていたことに気づいた。

在学中にこれらに接してたら、また人生は一つ変わってたんだろうなぁ。良かったのか悪かったのか、わかりませんね。

 

なお、凄くどうでもいい話。To Heartが発売された1997年というのは、今仕事で携わってる某システムがリリースされた年でもあったりする。

コイツとも残念ながら末永くお付き合いしていく関係になりそうなので、なんか無駄に運命というか、何かを感じてしまうから面白い。



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