『Filsnown』は1995年にLeafが出した2作目の作品。
製品としてはPC-98とWindows95の両方で発売されたそうですが、俺が遊んだのは『猪名川で行こう!』の同封版である。
プレイ時期は2003年3月。
2年目の大学受験を終えて進路も決まった後、友人のT君に報告して会う。
サイゼでミラノ風ドリアをおごってくれたのだけど、その時に「これは合格祝い」といって渡された物達の一つ。
T君は大学に入ってからサークルをエンジョイしていたそうで、あまりゲームで遊ばなくなっていたそうだ。(健全ですね・・・)
なお、「まぁ、ここまで遊んだならLeafってブランドを全部やってみたら?」という言葉をもらう。
『Filsnown』、『雫』、『痕』、『初音のないしょ』、『猪名川で行こう!』、『まじかる☆アンティーク』、『誰彼』を同時に受け取り、プレイ順も指南される。(書いた並びの通りに遊べ、と)
時期で言うと、Leafは『うたわれるもの』で復活を遂げて勢いに乗り始めた頃なのだけどそれは大学に入学してから遊ぶことになる。
ちなみに、この時はそれなりに欲も出てき始めていて「えっちなのも遊んでみたい」等と申し伝えたところ、後にT君からはとてもストレートなモノを頂くのですが、それは時期が着たら書く。
さて、『Filsnown』。
古いゲームだと説明を受けていたのだが、インストールして開始数分で少し驚く。
キャラを操作してmapを移動し、戦闘をしてレベルを上げる、イベントをクリアしていくドラクエやFFのようなRPG。
パソゲーもコンシューマゲームのようなものもあるんだなー、とここで初めて感じた。
それが年齢指定が入っているという先入観から、どういう展開で物語が進むのかをワクワクしていた。
プレイ時間1hほどで最初の百合イベント発生して肩透かしをくらった感じだったがそのまま進める。便宜上、百合シーンは5回だったかな。それ以外もちゃんと男と女の絡みもありました。
とはいえ、この時までにプレイ済みのゲームと比べてRPG要素が前面に出ているので、ゲームとしてはほぼほぼコンシューマーに近い感覚で遊んでいた。
EDを左右する数少ない選択肢も偶然間違えなかったので、初見でハッピーエンドをちゃんと見る事ができた。クリアしたときのパーティのレベルはレベル50ちょいだったと思う。
このゲームで印象的だったのは2つ。
1つは魔法使いキャラが攻撃魔法を系統ごとに覚えていくこと。
ドラクエでたとえると「メラ、ヒャド、ギラ、イオ→メラミ、ヒャダルコ、べギラマ、イオラ・・・」のようなレベルに応じた各属性の強さの魔法を覚えていくのに対して、このゲームは「メラ、メラミ、メラゾーマ→ヒャド、ヒャダルコ・・・・」という順に属性を最上位まで覚えてから次の属性の初級魔法を覚える。
とはいえ上級の炎系魔法を覚えても、ヒャドを覚える頃には炎が効かない敵が出る地域になるので困ることは無い、強いて言うとMP管理くらいか。
もう1つは前衛/後衛の概念があったこと。戦闘画面はドラクエのようなIFだけど、ロマサガにあるような敵の前衛/後衛が存在したため、少し戦闘は複雑。
前衛は物理攻撃で、後衛は魔法攻撃で地道に数を減らす、みたいなことを考えながら戦わないとキャラがやられることもあった。
同スタッフがほぼ同じくらいの時期に作成しているU-OFFICE名義の全年齢版RPG『Legam』も遊んだけど、『Filsnown』の方がバランスはよく調整されていたと思う。
2日ほどでがっつり遊んで終了。
その後2回は通しで遊んだけど、最後に遊んだのは2006年ごろなので、中盤辺りの記憶は曖昧。
通常戦闘の音楽は大好きでダントラ1で地下20階に下りたときにこの曲が流れてとても嬉しかった。(ネヴァンと遭遇したときの絶望を添えて)
後にネット情報を見ると、どこかのMAPからリーフの開発室にいけるそうだけど、プレイ中はたどり着かなかったのが残念。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます