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「神戸市Web119番通報システム」に登録にいってきました。

2015年05月27日 | 協会員の日常生活

※協会員の経験談です。

「神戸市Web119番通報システム」に登録にいってきました。
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/119/web119sumahobann.html


神戸市では前からFAX119、ケアライン119もありますが、
上記のWeb119があたらしく追加されました。
念のため、区役所で聞いてみたところ、知らなかったようで、
ケアライン119のパンフレットを持ってこられました。。
いろんな情報やサービスの登録を1つの窓口で出来れば・・と思いますね。

(参考)
FAX119
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/information/fax.html
ケアライン119
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/information/careline.html

まず、神戸市のWeb119は、
音声での119番通報が困難な方を対象にしていて、
特に、障害の種類や手帳の有無、
級によって振り落とされるものではないようです。

手順は、
事前予約→登録しにいく→そのまま使用手順の説明を受ける
という流れで、当日30分かかりました。

前夜21時頃にメールで予約したにも関わらず、
メール返信で「手話通訳が準備できない場合は筆談でも良いか」と
問い合わせいただき、「大丈夫です」と返信したと思ったら、
エラーメールで届いてなかったことに気付いたのは0時頃。
当初のアドレスにメールして、1時頃に了解のメールが届き、
ほっとしました。が、なぜこんな遅くにお返事がくるのかなぁ、
そんなに残業してるのかなぁ、
自宅に転送メール???
悪いことしたなぁ
と思っていたら、当日分かりました。
指令課です・・・。
119番通報をうけて、状況を把握し、消防車両に指示を出す
指令課です・・・。

当日、区役所の用事が押して、30分遅れになり
区役所の手話通訳の方から電話していただくという
不始末をやらかしながら、「消防局」に。
指令課、、、目が覚めます。
プロの職場って本当、目が覚めますよね。。

で、その指令課をガラスとカーテンで隠している
隣の部屋(学生の社会見学用に作られた???)に
消防局員、市の手話通訳、私の3人が机を挟んで、
登録書を記入→パンフで説明→登録完了後、実際に操作をしました。
操作は、家にいる場合と、外にいる場合の2パターン。
ボタンも大きく作られていて、苦しさでうなってる時でも
はい、いいえで会話が進められそうです。

「事前予約ってなぜ?スマホから登録できたらいいのに。」
と思っていたのですが、
「実際に操作」して、通報手順に間違いがないように練習するのです。
通報すると、メールのようにチャットできます。
「送信」を押さないと届けられないチャットですが、
応答の流れが画面で見られるので、安心できます。
ホーム画面に追加することも教えてくれます。
ですので、寝ぼけながらスマホを操作して
2回ほど押し進めてしまうと、、、きちゃいます。
こちらの手違いのせいで、他への救出にいけずに
最悪の事態が発生する可能性もある。
そういうことで、かなり丁寧に手順の説明をうけますので、
「事前予約で、手話通訳付き」ということなんです。

ひとまず、これで私は「FAX119」
「Web119」ができるようになりました。
これは自分の身を守るだけではなくて、
たとえば、夜遅く電車に乗ろうと駅にいったとき、
誰かがホームに倒れていたら、Web119を使って、
通報して、人助けができるかもしれないのです。
実際にはそこまで冷静に対応できるのか分からないですし、
音声のみのインターホンにでも、
一方的に話したほうが早いのかもしれません。
でも、本当にインターホン通じたかなと気をもまなくていいし、
選択肢が多い方が状況によって選べるということです。

平日しか受け付けられないのかと尋ねたところ、
「数名など団体であれば、相談に応じる」とおっしゃってました。
お読みの方で、神戸市在住の方は少ないかと思いますが、
他の地域でも同様のシステムを取り入れているところは
参考にされてください。

そして、実際に119する時に、
ガラス越しに指令課の中にいる局員さんに
「今からやるよ」と口の動きで伝えている局員さんに、
「そういう時って手話なら一発で通じますよね(^^)」
と、お伝えしてきました(^^)


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