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兵庫県難聴者福祉協会のブログ

兵庫県難聴者福祉協会から情報をお伝えします!

ひとりぼっちの難聴者をなくそう! ~難聴への正しい理解を~

スローガン ・ 私たちは、難聴者・中途失聴者への理解と社会参加 の促進にとりくみます。 ・ 私たちは、大切なコミュニケーション手段である要約  筆記の理解と利用の促進に取り組みます。 ・ 私たちは、集会を開催し、仲間の輪を広げるとともに  仲間と支援者の親睦を深めます。

【バリアフリー関係】テレビの字幕について

2014年02月25日 | バリアフリー部からのお知らせ

緊急時災害時の番組、通常の番組にどれだけ字幕がつくかご存じですか?

CMにも字幕を必要とする人はどれだけいるでしょうか?

聴覚障害者は、音声情報の替わりに、可視化情報が必要です。

生きていく上で必要な情報が届かないこともあります。


国内外のCMへの字幕付与状況等に関する調査研究がまとめられました(2013年10月)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000273837.pdf

総務省のスマートテレビ時代における字幕等の在り方に関する検討会での調査研究です。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/sumatele_jimaku/index.html

ぜひご一読ください。

また、以下のブログにも詳しく書かれていますのでご案内いたします。
聞こえない、聞こえにくい人々や関係者に役立つ総合情報誌『いくお~る』
http://ameblo.jp/bcs33/entry-11777743331.html


例会「わたしたちのバリアってなんだろう?」開催報告

2013年07月07日 | バリアフリー部からのお知らせ

先日、当協会の青年部とバリアフリー部は合同で
「わたしたちのバリアってなんだろう?」を開催しました!

聞こえない、聞こえにくい人にとってバリアとはなんでしょうか。

まず、バリアやバリアフリー、アクセシビリティ等の用語を説明し、
他の障がい者にとってバリアは何か?を参加者に聞いてみました。

聴覚障害者のバリアですが、当協会のバリアフリー部は次のように認識しています。

①音声を含む音だけで情報が発信され、受け取れない、活用できないこと
※機械から自動的に発信されていたり、その場で話されていることが聞こえず、その情報を活用できないこと

②手話通訳や要約筆記がないこと、受け入れられないこと
※情報を得るために、派遣を依頼しても認可されないこと、認可されても先方が、手話通訳要約筆記を受け入れないこともある。

③発話・手話・筆談などのコミュニケーションが伝わらない、受け入れられないこと
※発音が聴者と異なるために聞き取りが難しいと言われたり、手話で伝わない、筆談をお願いしても書いてくれない、または文章が聴者と異なるため誤解が生じるなど

④補聴器やループなどの補聴機器が活用できない、受け入れられないこと
※補聴器を付けていれば全て聞きとれているという誤解のためにバリアができてしまうこと、ループのマイクが受け入れられないなど

これらの原因としては、「聴覚障害についてまだまだ理解が広まっていない」ことが挙げられますが、
広まっていない理由として、当事者単独ではバリアを認識できないこと、バリアにぶつかったときにどう対応していいか分からないこと、または仕方無いとあきらめてしまうなどが挙げられます。

バリアフリーのためには、バリアを認識し、その解決の可否は関係なく、まず伝える事、声をあげることが大事です。
また、解決方法をハード面だけ考えるのではなく、ソフト面で代用できないか、
費用をおさえたバリアフリーができないかを考える必要があります。
製品や制度を作った人と話をして、可能性を探っていくことが大事だと考えています。

最後は、グループを2つに分け、
「家の中のバリア」とその解決方法を話し合ってもらいました。
・宅急便が受け取れない(モニターをつけても階下と部屋ではコミが出来ない)
・掃除機のコンセント抜けが分からない(今の掃除機は振動も音も控え目なので分からない)
・親子のコミュニケーション(筆談は子どもが本当に話したいときに書いてくれるが、それ以外では書いてくれない。口を読んでいる)
・テレビの音量(近所からクレームがきた。適切な音量が分からない)
・冷蔵庫のあけっぱなしの報知音が聞こえない(難聴者から”そんなのあるの?”と声があがった)

今回の例会のため、兵庫県要約筆記サークル連絡協議会の理事の方中心に「家電のサイン音」のアンケートをとりました。
この結果は、後日HPに掲載したいと思います。
グループで話をしたことで、要約筆記をされている方にもバリアを理解していただけたことが良かったと思います。

以上、例会報告でした(^^)

※当協会の例会・イベントは非会員も参加可能なものがあります。
  気軽にお問い合わせください。


災害時の要援護者への支援に関する条例(神戸市)

2013年05月04日 | バリアフリー部からのお知らせ

神戸市では、災害時の要援護者への支援に関する条例を議員が提案し、可決されました。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/municipal/mijikanashikai/img/2013-5.pdf

同意を得た上で名前や住所などの個人情報を、市が地域の支援団体に事前に提供できることになります。
この条例は、震災を経験した神戸市ならではの政令都市初の条例となります。
(神戸市会だよりから抜粋)


災害時・緊急時の避難におけるバリアフリーについて

2013年05月04日 | バリアフリー部からのお知らせ

★高齢者、障害者等の災害時・緊急時の避難におけるバリアフリー化方策について

国土交通省が災害弱者へのバリアフリー化方策のため、平成24年度に調査研究を行い、報告書をまとめています。
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/barrierfree/sosei_barrierfree_tk_000035.html
報告書概要版が分かりやすいです。