news clipping;

ニュースをきりぬいていこう

奈良高1放火殺人:医師の父が高校に退学願い 学校は保留

2006-07-01 07:53:48 | Weblog
ソース奈良高1放火殺人:医師の父が高校に退学願い 学校は保留

 奈良県田原本町で母子3人が死亡した火災を巡り、殺人と現住建造物等放火容疑で高1の長男(16)が逮捕された事件で、父親の医師(47)が長男の通う高校に退学を願い出ていたことが30日、分かった。学校側は扱いを保留している。

 関係者によると、父親は6月26日、自ら高校に出向き、涙ながらに退学の意向を伝えたという。事件から間もないことや、父親の心に動揺があることも予想されることから、学校側は慎重に扱いを検討しているという。

 校長は毎日新聞の取材に「(退学の願いを)お受けしたが、どうするかは決定していない」と話した。決定時期も未定という。

 この事件では、県警捜査本部の調べに、長男が「厳しく説教し、殴る父に憎しみを持っていた」などと動機を供述。20日に事件を起こしたことについては「保護者会で中間試験の成績が親に渡され、成績についてのうそが発覚するから」などと供述している。

 父親は、医師を目指す長男を幼いころから厳しく指導。深夜遅くまで勉強につきあうほどだったが、時に暴力を交えた指導もあったという。

 父子の知人は「有名大学の出身ではない父親は、医者になってから、待遇の差で苦労していた。息子に同じ思いをさせたくなかったんだろう。今回最もショックを受けたのは父親で、彼も被害者だ」と思いやった。【吉田卓矢】

毎日新聞 2006年7月1日 3時00分

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2006-07-01 16:19:21
やっぱり、父親は劣等感のある医者だったんだって思った。自分に自信がある医者は自分の白衣姿の写真なんて家に飾ったりしないし、子どもに勉強を押しつけたりしないよ。こどもの個性を尊重し子どもの気持ちに寄り沿い可能性を引き出す手伝いをすると思う。私の亡き夫も医者だったが、あまりにもかけ離れてる。夫の父親が夫に「自分が医者だからと決して天狗になってはならない。人は皆同じだ、お前はそれを忘れてはならない」と言っていたのを思いだした。それにしても少年が気の毒でならない。
返信する