Humoreske(小噺ひとつ)

ここでおひとつ、小噺をひとつ。
フモレスケはユーモアからきたことば。

悲しみの三重奏曲

2009-11-18 | 音楽♪命!
大学では、室内楽サークルに入っていたのですが
私の学年は、当初ヴィオラとチェロ不足で、
なかなか室内楽にならなかったものです。

だから、最初の年は、人数合わせでヴィオラで参加。
ブルッフの8つの小品より・・・でした。

と、そんなころ、誰が持ち出したか知らないけれど
ラフマニノフの「悲しみの三重奏曲第1番」が
一部で流行り、誰が演奏会で弾くか・・・って
言ってるところ・・・ピアノの上手な一学年上の先輩
に誘われて、外部からチェロのふ。ちゃんを連れ込んで反則技
すれすれでやったのは私です(笑)。


ショパンのトリオなどと同様、ピアノ以外は
特段面白い曲ということではないのだけれど、
私にも、ラフマニノフとかチャイコフスキーとか
ボロディンとか
【むんむんむはむは肉食系】がたまらんと思っていた時代が
あったのですねぇ。


20歳前後の若者集団であるサークル内でも
人気の曲、合宿で、練習していると、隣の部屋から
誰かがその旋律を口笛で吹いていることがよくありました(笑)。


あの頃は、血気盛んな若者でした(笑・遠い目)。。。


そんななつかしの曲を、このほど
レーピン、マイスキー、ランランという
焼き肉、かつ丼、ビーフシチューな三人組が
録音したようです。

去年のヴェルビエ音楽祭のプログラムに
入っているのは見ていたんだけれど、CDに
なったということで聴いてみました。
(なかなかその気分になれなくて、買ったまま
になってました)

三人とも、クセが、、、ありまくりで、むしろ
恥ずかしいですが、やっぱり、ところどころに
たまらん「かなしみ」ポイントがあって、
これはもう否応なく、叫んでしまうでしょう。
叫ばずにはいられないでしょう。ここで
叫ばなくていつ叫ぶのって感じの曲…

いったいぜんたい、20歳の私は、
なにをもって悲しみとして、叫んでいたのでしょうね。(笑)

ちなみに、このCDカップリングは、
チャイコフスキーの
偉大なる芸術家の想い出です。

これまた、サークルの一部で流行って、
濃い先輩、濃い後輩がそれぞれに弾いていました。
まんなかの私も、、、サークルの外で遊びました。

メントリの1番も流行ったなぁ。。。

みんな、情熱的な曲が大好きな時代でした。

オーケストラのリハーサルを朝から晩までやって
チャイ4とかブラームスを全力で弾いた後でも、夜中じゅう
初見大会で遊んでるような楽器三昧の濃密な時間。

またそんな時間がほしいような・・・欲しくないような。

ユン○ルでもドーピングしないと、もう弾けそうにも
ありません。

ピアノトリオや、ピアノカルテットは
編成として、とても好きです。。。

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