ビンボウしだすと連鎖的に悪いことが起きて ますますビンボウになるそうです
春先のことです・・花見の行楽シーズンと言うのに
私は酒乱の夫と別れてからずっとビンボウ暇なしの火の車・・
三歳の子供を親に預けて 働きに出ていました
田舎なので 車が無いと勤めにも行けず中古の軽四を乗り回してました
ところがスピード違反とか3回やってしまって免停になってしまいました
バレないかと思って ヒヤヒヤしつつ乗ってたら
ガシャーンと音がして
(やってしもうた!)
「おい!どないしてくれるんや! 足が痛いねん・・」
十字路で 自転車と接触 ひっくり返ったおじさんがそんな調子
「すみません 大丈夫ですか?今から病院へ!」
「早いとこ連れてってくれや・・近くに精神病院あるやろ そこや」
「え?精神って? 」
「あほか!・・ソレが目印で病院はその横じゃ!」
わかりました 警察に一応と思ったけど 免停がばれる・・そしたら取り消しは必至
「あの・・実は私 免停中なんです 良かったら 警察はゆるしてもらえません?」
「なんやて? 」
男の眼が光った 私の25才の体つきを値踏みしているような視線
「そうか・・わかった」 とりあえず病院まで頼む・・
「はい わかりました」 と 胸をなで下ろした
小さな個人医院で院長は男と顔見知り
「おい!またかいな・・」
「えへへ 先生・・2週間位書いてくださいよ」
「おい ええ加減にしとけよ」(^-^)
と言いつつ そのまま書いたみたい
聞くともなく奥の会話を聞いてしまった私
ピーンとこれは当り屋と思ったが 免停のことを言ってしまった以上
弱みを握られたようなもの
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「あんた わいの家まで たのむで 送ってくれ 家はそこや・・」
すぐ 着くと
「まああがれや・・ええ話をしょうぜ・・」
男について部屋に入ると 薄気味悪い笑みを浮かべ
「おい・足が痛いんや どないしてくれるんや わかるやろ・・
こう云うときは 話し合うちゅうんがあるんや・・」
薄らハゲの頭をなでながら迫ってきたんです
「あの・・治療代と言われてもあたし持ち合わせが無くて・・
それにあなたわざと当ったんじゃない?」
「なんやて! 人を痛い目に遭わせておいて なにいうとるんや!
これみてみいゃ!」
スボンを下げてパンツも下げた そして傷痕はこれやで・・って
チンチンに包帯 あとカットバンの大きなものを 玉袋に・・
あはは 私は思わず笑っちゃいました
「おいナニがおかしいのや! おまえのせいで立たんようになったらどないしてくれるんや!
診断書もあるんや 全治2週間や! ナニが当り屋じゃ ちがうわい!ばかもんが!」
「すみません・・わかりました 家に戻って お金をとってきますけど 500円ぐらいしかないんです」
「なにぃぃーーーっ ご、 500円やて?! おい おまえ気は確かか!」
「はい 私ものすごくく貧乏していて お金 ないんです 夫と別れて
今は生活苦・・良い方がいたら再婚をと・・」
「ふむ・・」
私がどういう女なのか 測りかねていた
「おい 10万出せ・・ソレで示談にしたる・・払えなかったら その体で払え!」
そらきたと思った・・この手の猥褻犯が多いと知っていた・・
車で送りさせて強姦です・・
「わかったわ ソレで払います」
「なにいーー?えらい、アッサリと・・ なんじゃい?」
男が怪訝そう・・
私 あなたとぶつかるとき 先を急いで 行く途中だったのよ
「ん? それがどうした?」
性病の検査で陽性が出たってことで 注射を打ってもらおうと・・
今も あそこあたりがムズ痒くて・・困ってるのよ
「ほ、ほんまかい!?」
「ええ ほんとです ちゃんとこの通り」 と以前の風邪引きの時の診察券を見せた・・
男はソレを見た
「ほんまや・・するとおまえ・・淋病か?」
「いえそんな淋しい位ならいいんですけど 梅のほうです」
ウメ? なんのこっちゃ??
「知らないの?梅毒なんです・・^^」
「ウワーーほうか、、もうええわ・・」
ね、ねえちゃん もう帰ってええわ
男は一発で態度が変わったのです
「そら困ります・・あなたと出会いがしらしてますし?」
「ん?意味が判らん」
「これが神様の思し召しの出会いです どうか 私と結婚してくれます?」
「出合いがしらが その出会いかい?(笑)」
「ね~~~あなた良く見たらイイ男じゃない?
せっかくだし この出会いを大事にしましょうよ」
と、スカートをおろしてパンツも降ろしたのです
そして 梅の花見もさせてあげるからと 股を大きく開いたのです (^-^)
「ウワー勘弁してくれ・・~(>_<)」
「ねえちゃん、もうええわ!」
男は閉口して 見舞金まで出して私を退散させたのです
ビンボウ人の生活の知恵とはこういうものなのです(笑)
おしまい