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SORA日記

~GME犬(肉芽腫性髄膜脳脊髄炎)ルークの闘病日記+脳炎の勉強記録~

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虹の橋にて(第2章)

2003-01-02 | ありがとう


                 けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。
                 打ちのめされ、飢え、苦しみ、
                 誰にも愛されることのなかった子たちです。
                 仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、
                 橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。
                 この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。
                 地上にある間、そんな人は現れなかったのです。

                 でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、
                 誰かが立っているのに気づきます。
                 その人は、そこに繰り広げられる再会を、
                 うらやましげに眺めているのです。
                  生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。
                 そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、
                 誰にも愛されなかったのです。

                 ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
                 どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

                  そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、
                  そこに奇跡が生まれるのです。
                  そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
                  地上では巡りあうことができなかった、
                  特別な誰かさんと、その愛する友として。

                  今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、
                  苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

                  彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。





虹の橋(第1章)

2003-01-02 | ありがとう

              天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
              この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
              そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
              食べ物も水もたっぷりあって、お日さまは降り注ぎ、みんな暖かくて幸せなのです。

             病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
             傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
              元のからだを取り戻すのです。
             まるで過ぎた日の夢のように・・・

             みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
             それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
             ここにいない寂しさのこと・・・。

             動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
             でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
             その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

              突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
              速く、それは速く、飛ぶようにあなたを見つけたのです。
              あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
              そしてもう二度と離れたりはしないのです。

             幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
             あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
             そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
             あなたの人生から長い間失われていたけれど、
             その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

             それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。



ペットじゃなかった動物さんを心配するあなたは コチラ(虹のはしにて)へ
それでも涙がでるあなたは コチラ(雨降り地区)へ



「虹の橋」とは

2003-01-01 | ありがとう
虹の橋(にじのはし、英語:Rainbow Bridge)とは、飼っていたペットを亡くした人々のあいだで語られている、比喩的な場所、または神話的な場所のこと。また、この場所をうたった散文詩(韻文)のこと。

作品は、1980年から1992年のあいだに造られたと考えられるが、正確な詩作の時期は不明。
この詩あるいは文章は、ペットを失った動物愛好家のあいだで広く知られるようになり、最初はアメリカで流布していたが、世界中に広がり、日本でもこの詩の原文や翻訳、またそのバリエーションが広がっている。