二鶴工芸です。
昨日、京の名工展が終了しました。
お立ち寄りくださったお客様、誠にありがとうございました。
この場からも御礼申し上げます。
展示会は天候にも恵まれ、たくさんのお客様が来場されたようです。
私は昨年と同様に「京もの認定工芸士」のユニットでの合作出品でした。
作品は昨年の「読書セット」も併せて使えるようにしました。
ユニットである「京もの倶楽部」はその名の通り、職人のクラブ活動、課外活動的なものです。
これといってターゲットとか、マーケットを深く意識しているものではなく、そういうことに縛られずに自由な発想で作り込んだ作品を発表しようみたいな。
でも作品制作には妥協が無く、納得いかなかったら出品も見合わせるという、自由ではあるが厳しさも持ち合わせているユニットです。
作品にはテーマは決めていますが、押し付けがましいストーリー等は今のところ設定しておりません。
ご覧になられるお客様には自由に感じていただければと思っています。
作品によっては今後ターゲットやストーリーを設定する可能性は無きにしも非ずにしておきます。
昨年の作品の「読書セット」ではお客様からこんなコメントをいただきました。
「タイムスリップした明治の文豪が、思わずニッコリして飛び付きました。
明治の匂いと、時代を越えた平成のモダンな匂いが共存してるのが、うれしくて!!」
お客様がここまでストーリーを連想してくださることは本当に嬉しいことです。
こういう御意見が我々のモノつくりのヒントになったりします。
昨日会場にいた時でもたくさんのお客様が立ち止まりご観覧くださりました。
セットものだということと、デニムに友禅、瓢箪に髑髏というのが目に留まるようでした。
キャプションに説明があれば!!とそれが残念でした。
個人的には今回の出品にあたり、西陣織の帯を快く提供してくださった松島織物様に感謝致します。
ありがとうございましたm(__)m
また作品がお披露目できる機会があればお知らせ致します。
こんな「京もの倶楽部」の活動ですが、我々を温かく見守っていただければ嬉しいです。
今後共どうぞよろしくお願い致します。
二鶴工芸 上仲昭浩