超ド下手がせめてド下手な絵が描けるようになるブログ

超ド下手クソがせめてド下手な絵を描けるように足掻いてる日々を綴るブログです。並平および並平の絵以外に対する誹謗中傷禁止。

昔書いた話

2013-01-14 11:27:38 | 雑談
三連休が終わりそうで鬱な並平です。毎日三連休ならいいのに。って自分で何言ってるかわかりません。ちなみに外は雪です。うは。
それはともかく、前回は我ながらつまらん記事を書いたな、と思いまして、今回は…よりつまらん記事を書きたいと思います(そもそも詰まる話を書いた記憶がないですが)。

昨日、心の師匠信長さんとチャットしていた時に昔書いたストーリーや作品の話題が出まして、さっきから何となく過去のプロットやらなんやらをため込んだフォルダを見ていたんですけど、なんか懐かしくて泣けそうになりまして。
なので、今日からしばらくは誰得シリーズ第二弾、昔書いたプロットをここで晒しちまおうぜ、というアクセス数に全く寄与しないであろう事間違いない企画を行いたいと思います。場末のブログ万歳。


というわけで第一弾です。

youthful blue(RPGツクール2000)
10年くらい前に作ってたRPGです。サガシリーズ(特にロマサガ2以降の)みたいなのがやりたくて作りました。そこに学園物の要素も入れたかったので二部構成になっていたりします。
当時作りかけだったマニュアルには、
「 新暦128年…。
 市民国家バルドワールの首都、バルドワール市では爛熟した市民文化による新時代を迎えていた。
 それを支えるのが、総合大学リュセイオンであり、また発展を迎える「魔道学」である。
 人の持つ魔法力を具現化させる魔道学は様々な分野において活用され、時代の中心とさせる学問となっていた。

 主人公、デイルフォード=クライン(通称・ディル)もまたそんな魔道学を志す少年の一人である。
 リュセイオン魔道学部に入学した彼が目指す職業は「魔術士」。
 魔道学の象徴とも言うべき「術式」を用いて害獣、ワイルドと戦う職業である。
 入学してから三年目、彼は人生の大きな分岐点に立っていた。
 彼を待つ人生は、栄光に満ちた英雄の道か、それとも愛する女と自分の子を守る市民の道か、それとも…。
 それを決めるのは彼自身…そして彼を見守る貴方次第である…」

と書かれてます。中二病全開な感じがいっそ心地よいですw

ゲーム全体の流れとしては、

1.学園編
チュートリアル兼本編シナリオのルート決定。日々授業とトレーニングを繰り返し、その合間に級友と交流する。ヒロインごとにイベントがあり、最終的に結ばれたヒロインによって本編のシナリオが変わる。
(所謂ギャルゲー要素を入れてます。当時、ギャルゲーはくっつくまでで終わってそこから先の楽しいイチャイチャタイムがないじゃないか!と憤慨したことにより、結ばれてからが本編ということにした記憶があります)
2.プロ編
本編。フリーシナリオだが、共通イベントのほかにヒロインごとに固有のイベントがあり、それを消化する事でシナリオが進んでいく。
かつての級友もプロになり、自由にパーティを組むことができる反面、ヒロインとなった人物以外には賃金を支払わないといけない。
(ここがサガパートですwフリーシナリオの場合、味方の成長度が計れないのでものすごく調整が大変だということに気が付いたのもこのあたりです)

と、こんな感じです。
ヒロイン毎のルートは目的もいろいろありまして、たとえば「お嬢様と一緒に公的機関の派閥争いに加わる」だったり、「病気の子供を助けるためにお金稼ぎする」だったり、「過去の偉大な魔術師の業績を集める」だったりとシナリオごとに新鮮な気持ちで遊べるようにと考えました。

他にも成長やアイテム収集もいろいろと凝ってみました。たとえば…。

1.成長素質
このゲームでは二段階の成長システムを取っています。通常の経験値によるレベルアップは実戦レベルとし、このレベルが上がっても能力はわずか(だいたい1レベルにつき2Pほど)しか上昇しません。
パラメータを上げる場合にはトレーニング施設でトレーニングを行わなくてはいけません。
その際には各キャラ、各パラメータごとに素質値が決まっており(主人公のみ任意で設定できる)、同じトレーニングでも上昇値や限界値が変わってきます。(限界値は実戦レベルによって素質値に応じ上昇する)
なので実戦レベルだけを上げても強くなりませんが、同様にトレーニングだけを積んでもすぐに限界値に達してしまうわけです。実戦と練習のバランスが大事だよね、と思いこうしましたが、面倒くさいだけかもしれません。

2.術式検定
パラメータ同様にこのゲームでは術式(所謂魔法)もレベルアップでは覚えません。覚えるためには購入する必要があるわけですが、そのためには資格が要ります。
その資格を得るためには検定を受けなければなりません。検定は筆記と実技からなり毎週試験が行われています。

3.アイテム、術合成
アイテムは素材を集めて作ってもらうという定番の奴です。術合成は各所で見つけられた術式核と呼ばれる言葉をつなげることでオリジナルの術が作れる、というシステムです。
上記の公式販売で買えない術式も造れます(たとえば氷系の初期術は低威力全体攻撃だが、中威力単体攻撃のものも作れる。ただし魔法石というアイテムが必要になるので無限に作れるわけではない)

4.貢献度、名声システム
主人公は多くのシナリオでプロの魔術師となり各地を旅することとなります。魔術師の仕事として人間の生活に害を及ぼす害獣(ワイルドと呼称)を駆除することがあり、駆除した場合、その死体の一部を切りとって各町の市庁舎や役所に持っていくことで報酬と貢献値を得ることができます(そのため敵を倒した段階では現金は手に入りません。後述のシステムと関連します)。
他に名声値というものがあり、クエストクリアで得られるポイントと上記の貢献度、主人公の実戦レベルの合計から名声値は決まります。名声値が高くないと発生しないイベントやクエストが存在します。

5.雇用システム
かつての級友もみなプロとなり、生活の為に戦うようになります。そのため友達とはいえど雇った場合は報酬が必要になります。(ただし友好度により割引。結ばれたヒロインには報酬は不要)。
報酬は雇用時に前金でその週の分を支払うほか、毎週(ただしこの世界では一周は10日)ごとにそのキャラクターの実戦レベルに応じた報酬を支払わなければなりません。
支払判定は決算日の日付が変わった瞬間に行われ、その時点で報酬が支払われない場合は、雇用契約は解除されキャラクターは戦列を離れてしまいます(町に戻って再雇用は可能)。
上記した通り、外で敵を倒してもその時点では基本的に現金は手に入りません。そのため、報酬額は現金で持ち歩かないといけないということになります。

6.銀行システム
このゲームでは旅先で山賊にであうことがあります。実力で勝てれば問題はありませんが、勝てない相手の場合降伏するしかありません。その場合は有り金をすべて奪われてしまいます。
それを防ぐためには銀行にお金を預けるのが一番です。またシナリオによっては必要金額を自動引き落としされるため一定額の預金をしておかなくてはなりません。
またこの時代は好景気で銀行にお金を預けると一日につき1%もの利息が付きます。なので不要なお金は預けておいた方がよいのです。しかし上記のとおり報酬は現金支払いの為、全額預けると困ることになります。
(すべての町に銀行があるわけではない)

…とこんな感じです。
ハイ、どうして完成しなかったかわかりますよね。
そうです。複雑すぎたんです。基本システムを構築する段階で疲れ果て、そこから各種イベントを作っていく気力が起きませんでした。
結局、4年近くかけて出来上がったのは学園編(メインヒロイン除く)の各ルートと、本編の汎用イベントが3割くらい、あとは一部ヒロインの固有イベントをいくつか、まででした。(大体プレイ時間にして最長15時間分くらいです)
ちなみにシナリオも当時ノリノリでプロットを書いてしまい、ものすごく膨大な設定と筋書が生まれました。ちなみにこれはクソゲーの条件でもありますw
結構世界観は気に入ってたんですけどね。
ただ設定に関しても用語を歴史から取ってくるのはいいんですが、あんまり一般的ではない言葉をさも一般名詞のように使ってるので理解しづらくなってる部分あるのも反省点です。
例:学校→リュセイオン(古代ギリシャだかローマだかであった学校の名前から) 自然科学→窮理学(明治時代くらいはそういう名前でした)
とにかく引き算の大切さを学んだ作品ですねえ。

一応画像とマニュアル含むプロットのファイルを上げてみます。誰にも求められてない感じバリバリですが気にしないです。
マニュアルにはキャラクター紹介もありますので、どんなもんかなって怖いもの見たさで見たい方はどうぞ。でも精神にダメージを受けても知りませんけどね。
他キャラクター設定や術に関する設定のファイルもありますね。今見るとなんじゃこりゃ、って感じですが当時は大真面目でした。キャラ設定にはバリバリ裏設定も書いてありますが、中二病120%ですw
なお各キャラの顔グラフィックは恋愛シミュレーションツクール2のモンタージュ機能を使って作成してます。
ちなみにゲーム本体を配布できる形にしてみたところ大体50MBくらいでした。四年の重さってそんなもんか…。ふう…。



パスワードは「namihira」です。
プロットとかマニュアルとか