「虎に翼」、放送26週目 最終週「虎に翼」。
「法は法。道徳は道徳。」
尊属殺重罰規定違憲判決。
ストーリーの最後に持ってきた割にはあっさりとしていた印象。
事件のおぞましさと違憲判決を深掘りするには、朝ドラでは不相応だったのかなという想像。
「私は今あなたと話をしています。」「お母さんの話はしていません。」
「どんなあなたでいたいか考えてほしい。」
「どんなあなたでも、どんなありきたりな話でも聞くわ。」「だから、話しましょう。何度でも。」
寅子と美雪の対話シーン。
このドラマの集大成のような、すばらしい場面だった。
そして時が流れて平成時代。優未と美雪の出会い。
また次の物語の始まりを感じられるシーンで、とてもよかった。
「法は船」
「さよーならまたいつか!」
最終回はほんとうに最終回らしい最終回でほんとうによかった。ほんとうに。いい最終回だった。
ドラマ全体を通して、イマジナリー○○というシステムがよかったな。
誰でも「心のなかの○○」を持っていれば、日々の生活、心を軽くすることができるかもしれない。
やっぱり半年間ずっと同じテイストでドラマをつくりあげることは難しいんだろうか、
というか、いろんな視聴者に見てもらうためのドラマづくりとはこういうことなのだろうか、と勝手な妄想をはさみつつ、
一日も欠かさずリアルタイムで見続けた久々のドラマだった。