精神疾患を抱えて以降、人混みに大きなストレスを感じるようになった。
電車にも乗れなくなったし、近所のスーパーすらしんどくて行けない。
何がしんどいかって、他人の動きを予測する作業。
たとえば、スマホを見ながら歩いている目の前の人。
この人は急に立ち止まって予期せぬ方向に歩き出すかもしれない、とか。
普段当たり前にこなしている作業って、実は想像以上に脳がフル稼働しているんじゃないか。
とにかく大勢の人があちらこちらで動いていることに、
脳がいちいち反応する感覚。ほんとうに疲労感がハンパなかった。
マンションの住人同士の廊下でのすれ違いもダメ。
いよいよ外出することに対して、相当な覚悟が必要な状況になっていた。
それが一年前、病気療養に入って半年くらい経っていたときの話。
そこから徐々に、ほんとうに徐々に、いま持ち直してきた感じ。
ここ最近になって、ようやく気楽に外出できるようになった。
以前に大きなストレスになっていた、人とすれ違うという行為。
最近では、すれ違う人がどんな人か観察しようとするまでにメンタル(というより脳)が回復した感覚。
・・・と、ここまでに一年半かかっている。
当面の目標にしている復職、それまでにあとどれだけ時間が必要なんだろう。
とにかく焦らない気持ちをもって、とはいうものの、
さすがに自己肯定感は過去最低レベルに落ちこんだままの状況。