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レガシー・エンジニア(hsato)の日記です

僕らが日記や手帳を使う訳

2009-10-17 12:03:22 | ライフハック
より良く生きたければ、自分の「考え方」を変える必要がある。そのための一番良い道具が、日記や手帳であり、それを使って、自分の考えを書き出し、行動を変えると言う事である。

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我々の脳は未だ解明されていない点が多い。どういう仕組みで「考えて」いるのかは分からないのである。

日記や手帳は自分がどのように考えるのかを一旦明らかにして、その考え方をより良いものに変えると言う行為である。

情報処理の知識がある人には分かってもらえると思うが、「リバースエンジニアリング」をしていることに似ている。

「リバースエンジニアリング」とは、今動いている実行プログラムから、元のソースプログラムを作り出す行為である。機械が理解できるプログラムを実行プログラム、人間が理解し作成する時に使うのがソースプログラムである。ソースプログラムを実行プログラムにすることを「コンパイル」すると言う。

人間の脳の仕組みが完全に解明されていれば、事前にプログラムを点検し直しておくと言う事もできるだろう。しかし、現実はそうなっていない。

その時々で発生したことについて、計画したこと、行動したこと、その結果に基づいて、成果を評価し、反省する。そして次の計画につなげると言うPDCAサイクルを回すために、我々は日記や手帳を使うのである。

その事象についての自分の考え方というアルゴリズムが正しかったのかどうだったのか。それを明らかにするには、自分の考えを一旦書きだして見ることが必要だ。その中身を検討し、改善点があれば改善し、次にその改善の通りに行動できるようにする。

ビジネスにおいて「再発防止」ということを重要視するのは、人間は「考え方」を変えない限り同じ行動をする「動物」であるということである。

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