Lubtech佐藤の全国OIL談議・・・昨今の石油事情

オイル人生30年、ルブテック佐藤の全国津々浦々オイル関連、楽しい人脈、素晴しい車大好き人間達の面白話・・実名も飛び出す!

昨今の石油事情・・・15(原油価格高騰)

2008-08-26 01:04:56 | 昨今の石油事情・・・

昨日までの私の近隣(東京都渋谷区から神奈川県横浜市)までの

ガソリンスタンドの店頭表示価格を調べました・・・


レギュラー 170円~178円でした

現在の価格は一頃に比べると安くはなっているが

元売が原油価格高騰の理由で

値上げを開始したころの価格水準までには

まだ戻っていない・・・

120$/バレルの時に、都内では店頭価格が

165円/Lであった!

当然、便乗値上げである!!

まだ、5円~13円の便乗値上げである。

早く対応して下げるべきだ。

早くさげろ!!



もともと高い原油などは1Lも買っていないじゃないか

消費者がよく理解していない事を良い事に

好き勝手な理由付けをして、ここまで平然としている


厚顔無恥(こうがんむち)な元売

恥を知れ!!!


明らかにガソリンスタンド側が下げていないケースと

元売側が下げていないケースと

消費者側から見るとはっきりしない


出光がもっとも価格も高いし消費者を舐めている

値上げ、値下げの情報も伏せたままである


その他の元売は店頭価格も比較的横並びだ・・・

県石や都石の指導を守っているのか・・・


かって気ままにやれると思っている出光

石連の会長職も分不相応だ・・・

早く辞して別の前向きな人間と交代しろ!!



昨今の石油事情…16へ 

グルジア関連、ロシアのプーチン情報を書きたいと思います




昨今の石油事情・・・14(原油価格高騰)

2008-08-23 19:35:59 | 昨今の石油事情・・・
再度、原油価格が118$/バレル近辺を上下していると

債券企業関連は相場の引き上げ側の情報を

あえて(悪意を含めて)意識的に市場操作をしようと

また、馬鹿の一つ覚えのように繰り返し流している


本当に学習能力無いやつらばかりだ

この手のマーケット情報と称してさもありなんと

繰り返し繰り返し情報を流して

また、獲物(エスケープゴード)を見つけようとしている

少なくとも貴方は間違ってもこの手のやからの情報で

虎の子の金を無くしたくは無いはずだ


昨日あるブログから情報操作しようと計画している

債券企業の実態を研究したが、手が込んでいる

普通は先物取引をやっている企業がダイレクトに

中東・アラブの国王の直系から情報等

入手できるはずは無い、絶対に無い!!

だまされぬよう気をつけてほしい・・・本当に!


中東のある王様が言ったらしいよ・・・

ロシアの原油を採掘している会社から横流しできる情報だよ・・・

こんな低レベルから

具体的な数字を羅列したり

新聞の切抜きを利用したり

さも、政府が関与しているとうその情報を流したり

手の込んだ詐欺話まで

枚挙に暇が無い・・・


こんな時代だから簡単にPCで証券市場にアクセスできる。

情報のソースは大変大事である

簡単にFXの詐欺話など信用しようものなら、一文無しになってしまう・・・

要注意です・・・



原油を汲み出している産油国側は

数$/バレル程度で汲み上げているのが実態です。

それにパイプラインの敷設費用、使用量、多国間のパイプラインの時に

発生する通過料どれを見ても基本は低いのです



どちらにしても、原油の使用量は大幅に少なくなってきます

日本の製油施設も29箇所ありますが

2010年には25箇所にすると元売は動いています

確実に石油の消費量は減ってきます

一時的に(中国・インド)の使用量の増加する要因はあっても

その要因より減っていく要因のほうが大きくなります

そして新規に発見されている油層も増えてきました

新規発見が1.4兆バレル

使用増加レベルが0.7兆バレルとの数字が出ています

生産過多、使用量減少が本当なのです

そこのところ十分に理解してください。

40年後に原油枯渇説は今は笑い話です・・・

天然ガス、GTL、OS、カナダの新規油層、北極圏の氷の下には

これから200年以上全世界の供給に支障が出ない油層まで

発見されています。

原油ピーク説もOPECを対象としたものです



冷静に見極めていきましょう・・・


原油価格は65~75$/バレルが適切です

これで世界中が旨くいきます





昨今の石油事情…15へ



昨今の石油事情・・・13(原油価格高騰)

2008-08-21 11:25:51 | 昨今の石油事情・・・
日本人の発想の中にパイプライン構想などと言うものは、あまりぴんとこない。本来ならば、日本ほど、石油資源(原油、石油製品、天然ガス等)に頼りきっている国はないくせに、まるっきり日本国内を縦断、横断するパイプラインがない国も、珍しい。いや、国家としてのエネルギー政策や、安全保障上絶対に必要なのである。お隣の日本とエネルギー事情は同じ韓国ですら国内をめぐるパイプラインを既に完成させ持っている。

日本って言う国は本当におめでたい国だ。本当におめでたい・・・もうあきれるしか無い。少なくとも国家としての無駄使いをここまでしてきているのだから、それなら、遅れついでに、世界ではあまり例の無い、複合タイプ(原油、石油製品、ガス、電力)のパイプライン網を最初から計画したほうが、最終的にはコストが低くて完成する事が出来るのではないか??現在日本にある道路公団の高速道路網の応用しかないような気がする。丁度、道路公団の税金の無駄使いなどが取りざたされているが、いいチャンスではないか。我々日本国民の安全と最低限の生活保障をする義務が日本政府にはあるはずだ。憲法で認められている人権である。

日本にはそのまま当てはめることは出来ないが、EUの東欧エリアの敷設費用は、1000km単位で約5000億円程度である。日本の内需の効用には最大の効果が得られると思うし、付帯産業も大きく伸ばすことが出来ると考えられる。

この景気が絶対に良くならない今の構造を打破する為に、まず日本を良くしていくこと、強くしていくこと、それにお金を使っていく、税金を使っていく、人が協力する、企業が共同で活動していくことに、異議を唱える人たちがいるのか・・・

国民の血税を、こうも低脳な官僚や役人たちに使わせるわけにはいかない。仕事をしてもらわなければならない。それもちゃんとした仕事を・・・目先のその場しのぎの仕事ではない。国の安全保障だと思って進めていかなくてはならない。民間の企業のそれぞれの都合ばかり聞いているわけにもいかないのだ。

いくつか問題点や法律論や在るかも知れないが、政府の強力なリーダーシップを持って完成させ無くてはならない問題である!!



       全EUのパイプライン構想(一部完成しているものも含む)

 
                               原油とガスのパイプライン網(完成)


                  トルコ国内の原油・ガスパイプライン網

さて、グルジアとロシアの戦争の話に移るが、多くの人たちがこの件でブログに書いている。そのとおりだなと思うものや、いろんな情報を羅列しているだけのもの、読みの深いもの・・・等々、物事にはすべて裏がある。この戦争の裏は何か?歴史をさかのぼって時間を戻せば戻すほどいろいろな理由が出てきてしまう。それを判断するのは本当に難しい。世界の1%の原油を日々100万バーレル単位で圧送しているこのパイプライン、つい最近出来上がった。2006年だったと思う。その後何度も事故扱いのぼや騒ぎはあったが、今回の輸送停止は今までで一番期間が長い。今回の破壊工作の時には、実は油送はその前にストップされていた。だから100万バーレル/日を誇るこのラインが破壊されたにしては、何か変だなと思っていた。破壊工作の規模が小さいのか、または何かほかに理由があるなと思っていた。当然、復旧時間は短い。とても短い、それにしても何か変だ・・・普通の戦争と違う・・・見せ掛け?・・・何が目的なのか?米ロはパワーバランスを壊す気はなさそうだ。ロシアもエネルギーを高く売りたい。ただでさえエネルギーの価格を上げて行きたい。そこに中東のOPECがいつも基準にされたんでは面白くもない。なるべく自国のグループのお手盛りの合意で安易に高値に持ち込みたいのである。・・・これって普通、談合とか価格カルテルとか独占禁止法違反とか、今の日本では小学生でもやってはいけない行為であること位は判っている。
日本の元売さん達・・・注意してください、似たようなことやってますよ!!

エネルギーを持っている者の傲慢、エゴがこのような発想や行動をとらせるのか??現在EU各国で一年間に使われている全エネルギーの40%をロシアに頼っている。数年前から、ロシアから契約通りに天然ガスが送ってこられない。大変な問題が起こってしまっている。ロシアは金が無く、計画を発表しているパイプライン構想はたくさんあるが、まったく資金面では先にすすんでいない。話ばかり・・・

当然こんな事ばかりやっているロシアの言うことをいつまでも信じてはいられない。EU各国は独自で動き出した。





              昨今の石油事情・・・14(原油価格高騰)



昨今の石油事情・・・12(原油価格高騰)

2008-08-20 01:51:29 | 昨今の石油事情・・・


 BTCのパイプラインの話の続きです。

 今回の小規模爆発の原因は、色々な側面から考えると

ロシアの綿密な計画によって実行された可能性しか考えられない。

パイプラインの破壊規模は小規模であるし、

本気で破壊するならこんな程度で終わらせはしない。

原油価格を更に吊り上げようとしているグループか?

まったく違うだろう。


すでに原油価格は100ドル/バーレルを近々に割り込んでくるのは

時間の問題である。

未だに再燃する気配があるなどと言っているエコノミスト達が多いが、

本当にどこを見ているんだと言いたい・・・


日本のバブルが弾けた時も同じであったと思う、

つまり、金融関係者からの発表は

正確な数字は絶対に出てこない。市場の急激な反動を防ぐために

少なめ少なめ少なめに発表をしてきた。

蓋を開けたらとんでもない金額・・・

今回のアメリカを発端に始まったサブプライム関連はようやく終焉を迎える。

つい数ヶ月前まではやれ30兆円だの50兆円だのと言っていた金額が

IMFがもらした情報によると、225兆円だそうだ。

アメリカの一年の国家予算よりも大きい金額だ!!!


アメリカのベスト3のいずれかの金融機関(投資銀行系)が

破産すると断言している。

それに付随して中小の銀行は総倒れ・・・というシナリオである。

たとえば日本で言えばみずほ銀行と野村證券が倒産・・・って具合だ。

また、要注意の自動車メーカーのGMが一社で22兆円くらいの

債務が発生して、もう既にだめと

レッテルを貼られてしまっている情報もある。

とにかく借金の額が半端じゃない・・・

もうアメリカはめちゃくちゃだ!!


もう金の流れが変わった!

原油で一儲けの人たちは、どこで損切りするの?

早く資金回収しないとオケラになっちゃうよ・・・


グルジアとロシアの戦争によって数千人の尊い命がまた、

犠牲になってしまった。ご冥福をお祈りするばかりだ・・・

しかし、サブプライムに端を発した原油高騰騒ぎによって

世界でどれだけの人たちが生活苦に陥ったことか・・・

その数や数億人を超えると思われる・・・

アメリカがやった事はロシアを責めることが出来るのか??

もっと酷い事をしているじゃないか!

人権を前面に出して、綺麗ごとを言ってるやからほど

信用できない・・・まったく!



本当にこのような超大国といわれている国に好き勝手にされて、

その連中から後足で砂をかけられ、そうされてもはっきり

ピンとこないでいつもへらへらしている日本・・・

本当に自分の頭で考え大地に両足を踏ん張り、己で決断したことを

粛々と進めていける国でありたいと思うが・・・

これこそ、絵に描いたもちで終わるのだろうか?



パイプラインの事を書く準備をしていたが

ついつい金融の関連話へ行ってしまった。

次こそちゃんといろんなパイプラインの事書きたい思う・・・




昨今の石油事情13へ・・・





昨今の石油事情・・・11(原油価格高騰)

2008-08-15 22:19:15 | 昨今の石油事情・・・
前回の話の続きとして


メドベージェフ大統領とプーチン首相の人間関係は

かなり濃密なものがあるようだ。


今から4年以上前のロシアのユコス石油事件

をよく理解した上で、その後出てくるガスプロム社

会長職をしている人間が今のロシア大統領なのである。


プーチン元大統領の肝いりの

とても巨大な石油会社の出現によって、

ロシアは国営化した石油関連企業より製品化される

膨大な石油(原油)とLNG(天然ガス)の消費地を

確保し安定供給を行っていくと言う戦略を取ったのであったが、

そこで障害が出たのが輸送方式とその確立であった。



パイプライン圧送という手段の中でロシアが優位に立つ為には

通過する各国との関係がとても重要なのである。

安定供給を約束するにはパイプラインが通過する国から

いつ何時ストップをかけられてもおかしくない…

そうすれば甚大な被害が出てしまうわけだ。



プーチンという人間は非常に冷静で判断力と行動力が兼ね備えられている。

何とエリチィン大統領の時代には

あのKGBの諜報部員であったのだ。

舐めてかかると非人道的な行動はこの時代に叩き込まれた

職業病かも知れない・・・



このパイプラインの地図を参考にしてほしい。


 
                   

この図は爆破事故のあった日に

トルコの石油会社であるペトロフィジー(PO)より

送られてきたものだが、CPC(ロシア系)BTC(アメリカ系)

2本のパイプラインが存在している。

爆破されたのはBTCの方である。

この別名は南コーカサスパイプラインとも言う。


アメリカ系といったが次の会社の共同資金で運営されている。

* BP (United Kingdom): 30.1%
* State Oil Company of Azerbaijan (SOCAR) (Azerbaijan): 25.00%
* Chevron (USA): 8.90%
* StatoilHydro (Norway): 8.71%
* Türkiye Petrolleri Anonim Ortaklığı (TPAO) (Turkey): 6.53%
* Eni/Agip (Italy): 5.00%
* Total (France): 5.0%
* Itochu (Japan): 3.4%
* Inpex (Japan): 2.50%
* ConocoPhillips (USA): 2.50%
* Hess Corporation (USA) 2.36%


この資本構成を見ればロシアが警戒するのも良くわかるはずである。



               昨今の石油事情・・・12 続きは次で・・・



昨今の石油事情・・・10(原油価格高騰)

2008-08-14 16:45:33 | 昨今の石油事情・・・
グルジアとロシアのいざこざで何が起こっているのか?
という理由でちょっと調べてみました。


なかなか凄い事が判ってきました。
とても1回や2回で話せる内容では無い事も判りました。

まず、結論は先の方が良いと思いますので話をします。

ロシアの石油とガスの価格維持をするために
グルジア自身が邪魔なんだ、ということ。

グルジアが存在するとメリットが大きいのが
EU諸国である。
つまり安い石油資源を安定的に購入できるから。

同じ西側のアメリカは今回の戦争の問題で
直接的に影響が出るわけではないが

今、ロシアが画策しているあることが面白くない
かなり面白くない・・・
ロシアに完全にイニシアティブを取られそうなのである。

今回、ロシアの大統領の名前が出てくるが、
私はプーチンであると思い込んでいましたが、
違う人でした。

2008年3月2日ロシア大統領選挙が実行された。

国内で圧倒的支持率を誇るプーチンの時期大統領を
決めるた為の選挙であった。

プーチンの後継者として指名されたのが現在の大統領
ドミトリー・メドベージェフ第一副首相であった。

このメドベージェフ大統領は
ガスプロム社のCEOなのである。

え~~っつ!!

更におまけがついてくる・・・
新大統領が指名する権利があるのが首相なのである。
そして指名したのがなんと

プーチン元大統領なのである!!??

日本ではこんなシステム無いから
ありえない展開なのである。


ここまで露骨に利権擁護のための
政治力の私的利用・・・


ロシア国民から見ると能力の高いプーチンに、
経験値の低い大統領の補佐をという事に取られている・・・


しかし、本当の意味はとんでもない利権と私服を
肥やすための準備、イントロダクション・・・


日本にもアメリカにもあくどいやつらは本当にいるが
でもわれわれが少し安心できるのは、
違法行為は法律で罰せられるという
法治国家なのである。



社会主義の崩壊から自由主義国家へそして、
自由主義の不十分な理解と原資の不足による
完全な資本主義への展開がまだ未熟国家・・・



プーチンはもともとバリバリの社会主義論者である
自分の手の中に落ちてきた数々の権利
ここまで権利が集中すれば


誰でも狂ってしまうのか・・・


                昨今の石油事情・・・11へ




昨今の石油事情・・・9(原油価格高騰)

2008-08-11 23:44:16 | 昨今の石油事情・・・
ふざけるな!!出光興産(怒り!)
お前たちは完全に詐欺師だ!!(怒り!)
地獄に落ちろ!!!
これで一気にスタンド閉鎖の嵐か!?


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(8/11)出光興産、ガソリン卸値の公表を当面中止(日経新聞)

 石油元売り大手の出光興産は11日、毎月2回実施しているガソリンなど石油製品の卸値の公表を当面中止すると発表した。原油価格の下落を受けて8月前半の卸値を7月後半比で1リットル当たり3.2円引き下げると表明したが、「店頭価格が必ずしも連動しておらず混乱を招いているため」(同社)という。

 出光は主に原油調達コストの変動に合わせて卸値を変更する方式を採用している。しかし原油価格の上昇局面で卸値引き上げを受け入れなかった需要家に対しては8月前半も値下げせず、逆に値上げを要求した。

 こうした同社ブランドの店舗が8月初めに店頭価格を下げなかった。競合店に合わせて値上げした店舗も多く「一部の消費者からクレームが来ている」(同社)。10月以降は市場価格に連動して卸値を変える新方式を採用する方針で今後、価格の公表を続けるかも含めて検討する。

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本当にこの程度の判断しか出来ない、そして日本なかで120年以上かかって石油の流通を作ってきた先人達の汗と血と涙の歴史を踏みにじりやがって・・・今の上層部は本当に経験値が低すぎる。狭い日本のなかだけでしか活動出来ない為に起ってしまっている。言い訳というより、嘘八百の朝令暮改…恥ずかしすぎて出来もしないことを、いいこぶってメディアに発表したものの、実行が出来ない。

自分たちが作った販売系列が指示に従わない…反旗をひるがえす…悲しいかな日本の元売の低レベル流通ネットワーク…

一般消費者である私たちが出来ることは、正直にがんばっているスタンドを利用しよう。そして顧客をだましたり傲慢な対応をしている販売ネットワークからは、商品を買うのをやめよう(不買運動)それをすればいいだけのこと。
石油商業組合関連でのデーターだが、先月までで閉鎖ガソリンスタンドの数が、各県単位で40~70SS程度閉鎖されている…日本全国で何軒になるんだ…顧客を舐めるのもいい加減にしろ!!…


元売たちはこれから来る難題の嵐に、倒産の危機も含めて恐怖におののくであろう…

本来なら、今日はグルジア関連とトルコ石油パイプライン爆発に関した話をしようと思っていたが、急遽、本日発表の出光興産のことを書いてしまった。次回は原油相場の大きな変動の要因になりかねない国際情勢をお伝えしていきたい・・・

それにしても出光はふざけている(怒!怒!怒!怒!怒!怒!怒!)


 

昨今の石油事情・・・ 8(原油価格高騰)

2008-08-09 08:21:26 | 昨今の石油事情・・・
世界中が北京オリンピックで浮かれている中で、原油価格が急速に下降し始めている。大変喜ばしいことである。このまま行けばかなり早い時期に100ドルを切り込んでいくだろう。5月前後から、アメリカの米商品先物取引委員会(CFTC)が、投資家達の資金の流れをチェックし、必要なときにはそのグループの名前を公表すると言ったこと、そして事実、数社の投資会社を公表、世間から大きくバッシングを受けて撤退していく・・・一連のシナリオ通りに・・・

一連のサブプライム問題から端を発した損失金25兆円とも30兆円とも
言われているこの金の穴埋めを命じたブッシュ、世間を余りにも騒がせ影響が大きすぎると、感づいたのか自分の任期中にピリオドを打たないとこれから出てくるオバマ氏から事実の暴露されないよう、アメリカの一人芝居にピリオドを打ってくるのも、もうそろそろノーマルに戻す時期であると考えているようだ。

この影響でどれだけ多くの石油関連業者や自動車、船舶、農業、漁業
物流関連の小企業の人たちの息の根を止めたことか・・・許せる行為ではない。

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(8/8)NY原油、1バレル116ドル台に下げ幅拡大――3カ月ぶり安値水準(日経新聞より)

【NQNニューヨーク=荒木朋】8日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が下げ幅を拡大。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は一時1バレル116.10ドルまで下落し、期近物としては5月5日以来の安値水準を付けた。外国為替市場で対主要通貨でドル高が進み、ドル建てで取引される原油先物の割安感が後退していることが原油先物売りの一因になっているようだ。

 前日の原油先物相場は4日ぶりに反発し、1バレル120.02ドルで終えていた。


(7/27)NY原油、下落傾向続く 規制にらみ資金細る(日経新聞より)

 【シカゴ=毛利靖子】ニューヨーク原油先物相場の下落傾向が2週間に及んでいる。25日の終値は11日につけた最高値から約24ドル下落。米議会が機関投資家の国際商品投資を制限する法案審議を急ぐなど投資規制の動きをにらんで年金基金が原油先物への投資残高を圧縮、資金流入が細っている。ただ、原油の構造的な需給逼迫(ひっぱく)は続いているうえ、米株価やドル相場が不安定になれば、再び原油に資金が還流する可能性もある。

  【シカゴ=毛利靖子】ニューヨーク原油先物相場の下落傾向が2週間に及んでいる。25日の終値は11日につけた最高値から約24ドル下落。米議会が機関投資家の国際商品投資を制限する法案審議を急ぐなど投資規制の動きをにらんで年金基金が原油先物への投資残高を圧縮、資金流入が細っている。ただ、原油の構造的な需給逼迫(ひっぱく)は続いているうえ、米株価やドル相場が不安定になれば、再び原油に資金が還流する可能性もある。


(5/21)米上院司法委、原油高で公聴会・石油メジャー首脳から聴取(日経新聞より)

 【ワシントン=米山雄介】米上院司法委員会は21日、原油高について公聴会を開き、石油メジャー5社の首脳を含む各社の役員から原油価格高騰の理由などについて聴取した。同委メンバーからは原油高を追い風にした業績の急拡大や、多額の役員報酬に批判が集中し、メジャー側は防戦に追われた。公聴会に出席したのはエクソンモービルやコノコフィリップスなどメジャー5社の社長や副社長。新興国の需要増や米国内での精製能力の限界などについて説明し、理解を求めた。レーヒー司法委員長(民主)は「ブッシュ大統領は『石油業界に友人がいるので、価格を低く抑えられる』と自慢していたが、実際にはその友人が原油高で恩恵を受けているだけだ」と述べ、ブッシュ政権と石油業界との関係を批判した。



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日本の元売り各社へ・・・


燃料の価格上昇の理由付けに原油価格の高騰だといいましたね・・・


さあ、原油価格が下がりましたよ!


ガソリン代、早く下げてください!


全国にその達成の為の指示文書をすぐに流してください。


新日石、出光さん・・・


週一回の卸売り価格の見直しをするとメディアで発表しましたよね、


すぐに実行してください。

120ドル/バレルの時レギュラーは165円でしたよね


私はまた、一週間全国で実践・実際価格を確認してきます!


何処の誰が便乗値上げのままにして要るかチェックします。


今後は、更に突っ込んで原油利用している業界の 嘘の話を解明したいと考えています。


            昨今の石油事情・・・9 でまたレポートします。