昨日までの王座戦観戦記(日本経済新聞)は、里見香奈女流三冠VS佐藤慎一四段戦を、野月浩貴七段が担当していた。
野月さんの観戦記は、他でも何回か楽しく拝見させていただきましたので、今回も楽しく見ていました。
(小生の特に好きな男性プロ棋士七名のうちの一人が野月さん。当然ですが、対局も含めていつも注目しています^^)
今回の観戦記にて、非常に感動したエピソードあったので、
以下、引用させて頂きます・・・・・
デビューから1年、そこそこの成績を収めていたが、きらめく差し手が見られなかった。リスクを恐れているように見える。
「1年間、慎一の将棋を全て見てきた。感心する指し手がなかった。このままじゃ棋士として存在する価値はないからさっさと辞めてしまえ」 半分本心、半分奮起を促す言葉だ。彼は下を向きながらも真摯に受けとめていた。「自分らしさを追求しながら戦っていくので、見守っていて下さい。」 努力がすぐに結果として表れにくい世界だが、彼はそれでもあがき続けて戦っている。
確か、サトシンさんのブログに、野月さんの名前が出てきたことがあって、親しい間柄なんだろうと思ってはいたが、後輩思いの「厳しくも暖かい言葉」が胸に響きました。。。
野月さんの人柄の良さ、人望の厚さは広く知られてはいますが、彼のような方が「日本将棋連盟」の理事なり会長なりを拝任すれば、連盟も良い方向に向かって舵を切れるのではないかと思えてならないのだが・・・・・・。
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<中野ブロードウェイ在住者の備忘録>