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浄土真宗親鸞会 きらり☆金沢

金沢で親鸞聖人の教えを学ぶ仲間たちのブログ

親鸞会館で『正信偈』についてのお話がありました

2009-09-07 22:45:25 | 講演会~親鸞会館~
昨日は、富山県射水市の親鸞会館で講演会がありました。

親鸞聖人の書き残された『正信偈』の

獲信見敬大慶喜(ぎゃくしんけんきょうだいきょうき)
 即横超截五悪趣(そくおうちょうぜつごあくしゅ)」

について、高森顕徹先生から聞かせていただきました。

獲信(ぎゃくしん)とは、信心獲得(しんじんぎゃくとく)ということです。

この信心獲得について、今から約500年前に活躍された
浄土真宗の蓮如上人が『御文章』で教えられています。

「信心獲得すというは、第十八の願を心得るなり。
 この願を心得るというは、
 南無阿弥陀仏のすがたを心得るなり。」


親鸞会公式ホームページにも載っています。

第十八の願とは、阿弥陀仏の本願のことです。

阿弥陀仏の本願とは、どんなことか、
親鸞会の公式ホームページにありますので、こちらをご覧ください。

「われを信じよ。どんな苦悩を持つ者でも、
 この世も未来も最高無上の幸福にしてみせる。
 もし、絶対の幸福にできなかったら、仏の生命を捨てよう」

このように約束しておられるのが阿弥陀仏です。

信心獲得するというのは、
阿弥陀仏の十八願を心得ることであり、
阿弥陀仏の十八願を心得るとは、
南無阿弥陀仏のすがたを心得ることですよ、と
蓮如上人は教えてくださっています。

南無阿弥陀仏のことについては、このブログ記事に解説がありました。

南無阿弥陀仏のすがたを心得たことを、
仏智満入とか仏智全領ともいわれます。
信心獲得と同じことです。

私たちはこの身になるために、仏法を聞いていることを、重ねて教えていただきました。
仏法を聞く目的はこれ一つです。
しっかりと聞かせていただかねばなりませんね。

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 《講演会》

    9月13日(日)
    朝9:30~12:00
    昼1:30~4:00
    金沢歌劇座 ご縁を求めてご参詣ください。

功徳の大宝海

2009-08-24 23:08:34 | 講演会~親鸞会館~
昨日は、親鸞会館にて講演会がありました。

本願成就文の「聞其名号」についてのお話でした。

名号について教えていただきました。
名号とは、南無阿弥陀仏のことです。
六字の名号といわれます。

この名号について、蓮如上人が御文章で教えられています。

「南無阿弥陀仏と申す文字は、その数わずかに六字なれば、さのみ功能のあるべきとも覚えざるに、この六字の名号の中には、無上甚深の功徳利益の広大なること更にその極まりなきものなり」

南無阿弥陀仏は文字にしたら、たった六字だから、そんなに力のあるようには思えないけど、この六字の中には、この上ない甚だ深い功徳利益の広くて大きいことは極まりがないのだ。

親鸞聖人、正信偈の中で、

「功徳の大宝海」

といわれ、大宇宙の功徳が名号の中におさまっているのだ、と教えられています。

大宇宙の功徳のおさまった名号をいただいたら、どんな幸せ者になれるのでしょうか?
名号いただけるところまで聞かせていただかねばなりませんね。


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 《講演会》
   8月30日(日) 金沢歌劇座別館
   朝10:00~12:00
   昼1:30~3:30

ご縁を求めてぜひご参詣ください。

独明

2009-08-16 22:13:37 | 講演会~親鸞会館~
今日は、親鸞会館で講演会がありました。

今回は、善導大師の話をします。

善導大師は、今から1300年ほど前に、中国で活躍された方です。
当時、中国は唐といわれていた時代で、仏教が大変盛んでした。
天台、浄影、嘉祥といった一宗一派を開いたような人もたくさんいました。

しかし、親鸞聖人が正信偈で、
「善導独明仏正意」
と言われているように、

善導大師唯一人、仏の正意に明らかだった。
善導大師しか、仏教に明らかな者はいなかった。

たくさんの僧がいながら、善導大師以外の僧は、仏教をまったく分かってない者ばかりだ、と言われています。

「大心海より化してこそ
 善導和尚とおわしけれ
 末代濁世のためにとて
 十方諸仏に証をこう」

善導大師は極楽浄土から出てこられたような方だと、親鸞聖人大変誉め讃えておられます。
善導大師は大変素晴らしい方なのです。

この善導大師の教えをうけて、私達にわかりやすく教えて下された親鸞聖人はまた素晴らしい。
ますます親鸞聖人の教えを学びたくなりますね。


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 8月22日(土) 昼2:00~4:00
   石川県地場産業振興センター
   なぜ生きる勉強会

 8月30日(日) 朝10:00~12:00 昼1:30~3:30
   金沢歌劇座別館
   講演会

どなたでも参詣できます。
ご縁を求めてぜひお越しください。

親の恩

2009-08-02 23:10:23 | 講演会~親鸞会館~
今日は親鸞会館にて、親鸞学徒追悼法要が行われました。

追悼法要とは・・・。

共に聞法していた法友が、もう帰らぬ人となってしまった。
そういう方々をご縁として聞法精進するご縁です。

今回は、「父母恩重経」についてのお話でした。
親の恩について教えられたお経です。

しかし、人間に生まれたことに喜びがなければ、親の恩を感じることはできませんよね。

私達は、一体何の為に生まれてきたのでしょう?

親鸞聖人は正信偈の一番始めに教えられています。

「帰命無量寿如来
 南無不可思議光」

阿弥陀仏に救われる為に、人間に生まれてきた。
この人生の目的を達成したときに知らされることがある。

親鸞聖人、恩徳讃で教えておられます。

「如来大非の恩徳は
 身を粉にしても報ずべし
 師主知識の恩徳も
 骨を砕きても謝すべし」

まず知らされるのが、阿弥陀仏のご恩。
その次に、阿弥陀仏の本願を伝えてくださった師主知識の恩。
そして、親の恩が知らされるのです。

人間に生まれてきて良かったと、ここで初めて親の恩が知らされるのです。


せっかくなので、父母恩重経に説かれている「親の大恩十種」について、次回から少しずつ紹介していきたいと思います。

仏のドラマ

2009-07-13 23:35:01 | 講演会~親鸞会館~
昨日は親鸞会館で講演会がありました。

アニメ王舎城の悲劇についてのお話でした。

いろいろな話があった中で特に感動したのは、やはり親鸞聖人の解釈というか味わいというか、親鸞聖人の偉大さが改めて知らされました。

王舎城の悲劇を、イダイケという一人の女性が救われたという話でなく、この話全てが仏様のなされたドラマであり、私が阿弥陀仏に救われる為の方便なのだ、と。

イダイケは全人類の代表で、イダイケの立場になればどんなことも言うし、どんなこともやる。
そんな極悪人でも阿弥陀仏の本願は救うということを、王舎城の悲劇として、仏方が方便引入されているのだ。

このような解釈は、親鸞聖人でなければできません。
さすがは親鸞聖人
ますます親鸞聖人の教えを学ばせていただきたい、という気持ちが強くなりましたね。

ちなみに親鸞聖人はこのことを
「大聖おのおのもろともに
 凡愚底下のつみびとを
 逆悪もらさぬ誓願に
 方便引入せしめけり」
と言われています。

今回はあまりお話の内容をお伝えできませんでしたが、たまにはこういうのもいいかと思いまして・・・