先日、長男と孫たちと、伊豆の白浜大浜海水浴場に行ってきました。
かれこれ、20年ぶりでしょうか。
当時から賑やかな海水浴場でしたが、この日も若者で大にぎわいでした。
海について慣れない中、駐車場を探していると、
何やら怪しいお兄さんが1500円と書かれた札を持って立っていました。
頼りなげな私たちを見て直ぐに「駐車場に案内するよ」と声をかけてきました。
近くの駐車場に案内して貰えると思ったら、
バイクで少し離れた駐車場まで連れていかれました。
そこには、サングラスをかけた怖そうなお兄さんたちがいます。
やられたかな…と思いましたが、
孫もいるし嫌な思いもしたくなかったので、気を取り直して覚悟を決めました。
着替えて海に行こうとした時、
そのうちのひとりの人が、
「今日は波もおだやかだから大丈夫だよ。でも子どもさんから目を離さないでね」と
声をかけてくれました。
おや…? 見た目と感じと違うな〜とその時は思い、そのまま海へ行きました。
海は、ビキニ姿の女性や大盛り上がりをしている若者たちでいっぱいです。
それを物ともせず、孫たちも目一杯楽しんで泳いでいました。
さて、帰る段になって駐車場に行ってみると、
さっきの怖そうなお兄さんが「おかえり〜」と笑顔で出迎えてくれるではないですか。
「浮き輪とか洗うものがあったら洗うよ」と言うので、
高いお金を請求されるのかと思ったら、無料とのこと。
ついでに、温水シャワーも子ども1人分300円をサービスしてくれると言うのです。
ついつい本音が出て、
「怖い人のところへ連れてこられたと思ったよ。そのサングラスが怖いな〜」と言ったら、
そこにいた3人がみんなサングラスをとって顔を見せてくれるではないですか。
サングラスを取ると、普通の気のいいサーファーのおじさんたちという感じ。
「何でそんなに良くしてくれるんですか?」と聞くと、
「せっかく白浜まで来てくれたから、楽しんで帰ってほしいからね」との嬉しい返事。
その後も、浮き輪の空気を抜くのを手伝ってくれたり、
孫に買ったかき氷に練乳をたっぷりサービスしてくれたり。
大きな扇風機をこちらに向けてくれたり。
慣れない土地で、本当に良くしてもらって良い思い出ができました。
車に乗って別れる時も、孫たちもバイバーイと嬉しそうに手を振っていました。