夜明けのダイナー(仮題)

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命の尊厳って?

2012年06月28日 20時59分44秒 | 持論・主張
約十年前・ある病院の待合室での会話
(三河弁丸出しなのは仕様です)
老人A「ほい○○さん、●●さん来てないけど、どうしただん?」
老人B「●●さんは調子が悪くて寝込んでるみたいだぞん」
……あの~病院って、調子が悪い人が来る場所じゃ無かったっけ?

約十年以上前・俺が病院のベッドで点滴中
(十二指腸潰瘍を患った後、虚弱体質だった頃?)
その横で(カーテン越し)診察される爺さんが先生に向かって
「いや~、昨日喰った肉は美味かったぞん。 先生は肉を喰うだかん?」
肉を美味そうに喰って元気そうに先生にアピール、何よりです(苦笑)。


小児医療や老人医療が補助が出てるからって、病院を寄り合い所代わりにするのは、どうかと思うし、健康なのに受診するのは
医療保険の無駄
なんですがねぇ……まぁ、これだけなら笑い話といえばそうなんですが――
完治する見込みの無い患者を無理やり延命治療するのは人間の尊厳に関わる上に、これまた医療保険の無駄使いだと思います。
ひょっとして日本の『長寿世界一』の実態は無理な延命治療行為によるものとか!?
(まぁ、それは穿った見方でしょうが)


――皆さんは『JCO臨界事故』をご存知でしょうか。
1999年9月に発生した茨城県東海村で発生した原子力臨界事故ですが、これで被曝したJCO職員に対する『無理な延命治療』の経過は見てるだけで痛々しいです。
(画像は閲覧注意・被曝の恐ろしさが明確になる衝撃的な画像です)
確かに現在の日本に於いて治療行為の放棄は下手すると殺人罪が適用されてしまいますから、担当した医師の処置は仕方ない物と考えますが、はっきり言わせて貰うとこれは
人体実験だろ?
と思ってしまう。
染色体が破壊された後、最終的には多臓器不全で死亡するまでの数ヶ月間、苦しませて何が医療だ? 
それこそ『生命の尊厳』を蔑ろにする行為ではないのか?
そこまでして生かせる事に、どんな意味があるのか?
『死を選ぶ事』すら出来ないのか?
…………


無闇に治療放棄するのは駄目です。 しかし治る見込みの無い患者を延命させるのは患者本人も、見守る家族も辛いです。
当然、治療行為にも経費が掛かるのですから……金銭(税金含む)負担の軽減と言う観点からも『無駄な延命治療(と言う名の人体実験)』は早期に中止した方が良いと思います。


……自業自得(?)なケースは実体験であるのですが、此処で語るべき事かなぁ?
まぁ、気が向いたら語るかも知れません。 


最後に、似非宗教家(通称・尊師)の言葉で締めくくりたいと思います。
「人は死ぬ、必ず死ぬ」
生まれいづるもの、何時かは必ず死が訪れる訳ですわ。 確かに。

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