夜明けのダイナー(仮題)

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騒ぐだけ騒いで

2015年05月18日 22時09分38秒 | 持論・主張
日曜、投票のあった『大阪都構想』住民投票。
結果として否決され、橋下市長は任期満了を持って政治家を辞すると発表しました。
んで、府民じゃないオイラが言うのも何だが
大阪都構想って何やねん?
単純に『二重行政の撤廃』だけならソレを声高に叫べば良かったんだろうケド、問題はソレだけじゃなかった故に、有権者の混乱を生み、最後まで「良く解らなかった」って言う人が多かったと思う。
中には
「大阪都になれば『西成』の名前が消える(から賛成しろ)」
だなんて『(言ってみれば)臭いモノにはフタ』的な発言まで聞こえる始末。
尤も、そんな上辺だけの問題じゃないだろ。 其処の問題は。

当然ながら肝心の大阪市民の方々も、『大阪都構想』の全てを知った上で投票に臨んだ物じゃないと思うわ。
だって、某「感動した!」元・首相(名前は伏せる)の発言みたく
「郵政民営化に賛成か? 反対か!」
なんて解りやすいスローガンじゃなっかたし、ましてや(そんな自民党みたく政治基盤が磐石な政党から出たトップの発言と言うか思いつきじゃなかった上に)『オール野党(嘲笑)』が結託して反対に回ったから、更に支持が低下したと考える。

――もっと色々と根回しすれば良かったものを。 敵を多く作りすぎたのは橋下さんの性格故、か? 自分で解ってるなら何とかすれば良かったのに、周囲を巻き込んで改革しようとしなかったイコール「大阪を良くしたい!」と本気で思って無かったと言われても仕方無いで?
本当に良くしたいなら反対派をねじ伏せるだけでなく説得しないと、良い意見を言っても聞いて貰えなきゃ意味無い訳だし……
※迎合するんとは、ちゃうで?

て言うか此処まで(自民から共産に至るまで)既存政党が結託した、って中々無いんじゃね。 
その中で半数に迫る支持を受け惜敗した、なんてのは偏(ひとえ)に橋下さんの知名度(カリスマでは無い、と言っておく)故だね。


さて、この結果を受けて既存政党も、このままで済むと思わないで貰いたい。
『大阪都構想』は頓挫したと言っても、今そこにある危機(笑)が消失した訳じゃないし、それは大阪市だけでなく、他の地方自治体、ひいては日本国そのものにも当てはまる事なんだから。
既得権益にしがみついて胡坐をかいてる連中は、この投票結果以上に危機感を持てと言いたい。










以下に、反対表明してた政党の代表者の、この投票結果を受けてのコメントを抜粋する。

・自民
今の現状の大阪市を何とか変えたいという橋下氏を中心としたメッセージが、市民の心を揺さぶったのも事実であり、現状を見定めて、しっかりとした地に足の着いた大阪市政を取り戻すべく、今後、全力を尽くしたい。

・公明
きっ抗した数字の結果として大阪市民の中に、大阪市をさらに今よりも改革してほしいという意思表示もあるということは明らかだ。

・民主
今後は、さまざまな場面で対立をあおるのではなく、合意形成を丁寧に図りながら、さらに改革を進めていかなければならない。

・共産
大阪都構想は、大阪市を潰すことや暮らしを壊すことになり、1人の指揮官のやりたい放題になると問題を明らかにしてきた。

コメント一つ取っても、何処の政党が何を見てるのか伺えますなぁ(嘲笑)

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