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独自技術?(笑)

2011年07月14日 23時58分57秒 | 持論・主張
昨今、鉄道関係のみならず国際ニュースになってる話題の一つに
『中国新幹線・北京~上海新幹線開業』関連のニュースがあります。
(『中国新幹線』って言うと日本の中国地方を走る整備新幹線網を想い浮かべるのは俺だけか?)



中国の高速鉄道の車両ベースは


JR東日本で運用されてる『E2』系や、


ドイツ国鉄の『ICE』がありますす。


で、『E2』ベース車両の車内は


もろ『E2・グリーン車』のまんまな『一等車』や


『E2』には無い『食堂車』。 そして、なんと……


『寝台車』!!
走行距離の関係とは言え、お国柄が伺えます。
基本10両編成で、ベースとなったE2の機能『自動連結機構』を利用した二編成併合列車などもあったり、日本以上にベース車両を活用してる風にも見えます。

で、導入した中国は、これらを
「独自開発した」
と声高に叫び、調子に乗って海外へ売り込みを謀ってます。
(「図ってる」と、あえて書きません)
要するに「中国新幹線が最高速度380Km/h出せるのは、独自技術だ」と言うらしいのです。
まぁスピード出すだけなら日本の新幹線も、それ以上出せますし、フランスの『TGV』に至っては


574.8km/h
出してます。 ちなみに、その記録は


色々と『魔改造』を施した結果なんですがね(笑)

話題を戻します。 
確かにスピードうんぬんに関して、日本の新幹線は「出してない」のは確かです。 何故、「出してない」のかと言うと
 ・騒音公害に対する配慮
 ・狭い国土(直線コースが取りにくい)
 ・コストパフォーマンスの問題(速度向上には設備等のトータル・バランスが重要)
が挙げられます。 只、闇雲に速度を上げれば良いと言う物では無いのです。 日本の場合、騒音対策・地震対策・法整備等『システム』としての「新幹線」が構築されてますが、中国の場合は正直そこまで行ってない単なる「劣化コピー」としか見えないですね。 傍から見て。


だから整備不良?で、連結面が開いたままになってたり……

まぁ『模倣』は昔の日本もやった事です。 しかし日本の場合は「オリジナルを越える事」を目標にしてましたが、現在の中国のやってる事は全くの「劣化コピー」ですね。 特に自動車関連技術もしかり、ですが。
そもそも「『E2』の輸出」に関しては当初から懸念があった訳で、それを無視し中国に売った企業には責任があると思いますが、今更此処で色々言っても仕方無いですわね。

大体、円借款やらODAやらでインフラ整備しても自国民に公にせず、ましてや先の大戦をネタに反日を煽る様な国相手に目先の利益で経済活動を行っても、素人目には良い結果が生まれると思えないのですがね。 それなら同じ『BRIC's(ブラジル・ロシア・インド・中国)』内のブラジルやインド、それとは別に台湾やベトナムといった近隣諸国に技術協力した方が色々とマシな気がするんですが、如何なものでしょう。


――現在の日本の「上に立つ」人間に、あれこれ求めるのが困難な時代なんですかね? 困った物です。




  

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