先日通りすがりの保育所の正面入口の窓に英文が書かれていて、
「2年後くらいに英語ペラペラになるぞ計画」を目下継続中の私は、
しかしそこに書かれている内容があまりに把握出来なかった事に憤慨し、
めったに使用しない携帯の英和辞書機能を使って、保育所の前で携帯電話を開いて調べていた。
場所が場所だけにちょっと怪しく見られるであろう。
変な誤解をされて通報などされてはいけないので、出来るだけ手早く調べていた。
で・・・
単語を調べていると、メニュー項目の中に「発音」と表示されているモノがある事に気付いた。
私は「まさかな…」と思いながらもこわごわその項目を押してみた。
かくして携帯は英語をしゃべった。
しゃべらはったんですわ。
「お前…英語しゃべれたんか…!」
この携帯とはぼちぼち3年近い付き合いになると思うが、
そんな機能があるとはさらさら知らなかった。
その時の驚きたるや、
付き合いだしてそこそこの年数が経つ彼氏、もしくは彼女の意外な面を見たような。
「君…テコンドー習ってたんだ…!そして…つ…つよい…!」
みたいな。
今更だが携帯というのはホントに色んな 機能がついてるんだなと。
したがって基本通話とメールさえ出来れば、あとはもう大丈夫ですよ~という私みたいなヤローを主人に持ってしまった携帯は
10分の1の実力も発揮することなく、一生を終えてしまうのである。
その昔、忍者には「草」と呼ばれる者達がいて、
各地方の村々に散り、その土地で嫁をめとり、子をもうけ、普通に農民として暮らし、上からの密命があって初めて忍びとしての仕事を果たすのだが、
逆に何の命令もないと忍びとしての技量は一切発揮することなく、そのまま普通の農民として一生を終えるそうな…。
ちょっとそれと似てるな。
ごめんやっぱ全然違うな。