ここ風

下北沢演劇祭2020参加!ここ風其ノ十八 「トタン屋根でスキップ」2月5日(水)〜11日 (火)@下北沢シアター711

愛の劇場

2008-04-01 09:42:55 | 霧島ロック
母「校長先生!ちょっと待って下さい!
それはあまりにも横暴じゃありませんこと?!」

校長「お母さん。娘さんはわが校に入学なさったのです。ここでは私が法律。私の言う事に従ってもらいます。」

母「そんな…それじゃあまりに…。
この娘は私がお腹を痛めて生んだ娘です。この娘の事はこの私が一番よくわかっています!」

校長「知ったこっちゃありませんな。」

母「な…なんですって!」

娘「やめてお母様!アタシ、校長先生の言う通りがんばってみる。」

母「ユ…ユーロビー子!!」

娘「心配しないで…、こう見えてアタシ、クラスの人気者なんだよ。生徒会長の渡邉さんは親切だし、村上さんはとてもひょうきん。小暮さんに至っては、何を考えてるのかさっぱりわからないの。
アタシ…結構楽しいよ。」

母「お前…、強く…強くなったんだね」

校長「という事ですお母さん。もうおひきとり下さい。
さぁ、ユーロビー子君!グランドに置いてある鉄のズルズル引きづるヤツを引きずって、校庭を百周してきたまえ!」

娘「お母様!アタシ行ってまいります!!」

母「あぁ、ユーロビー子!
ユーロビー子~~~!!」


自分が書いた本を人の演出に委ねるという事は、すなわちこういう事である。

母に出来る事は、校長にばれないようにコッソリと手作りのおむすびを差し入れてやる事くらいである。

コッソリと…。


★霧島★

稽古は進む

2008-04-01 01:37:01 | 霧島ロック
先週より稽古場も移動し、いよいよ本格始動のここかしこ。

しかし私は台本の最終仕上げのため、2回ほど稽古を休んでしまった。

無事なんとか書き上げて稽古場に顔を出すと、早くも舞台の仮セットが立ち上がってるではありませんか!

素晴らしい!

さすが湯澤大先生である。
仕事が早い。

コヤツの唯一尊敬に値するところは、この「仕事の早さ」である。
他には何にもいいところは無いが、この「仕事の早さ」だけは素晴らしい。
他には何にもいいところが無い。

さて、とりあえずこれから本番まで、今度は役者としての日々が始まる。

が、自分の書いた本なのに…もしくは書いた本だからこそなのか、立ってみるとなかなか難しい。

思わず三谷に「俺の本って難しいな。」と言うと、「はい」という気持ちのいい返事が返ってきた。

軽くショックだった。

★霧島★