亀と鴎の挑戦

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【天高く】第42節 琉球戦【馬肥ゆる秋】

2022-10-23 16:54:29 | トリニータ2022

早くもレギュラーシーズンの最終節となりました。大半のJ2チームは今日で全日程の終了となりますが、トリニータを含んだ4チームはまだ試合が残されています。楽しむ余裕はないと思われますが、試合ができることを誇りに思いたいです。

 

プレーオフ進出が決まっているので実質消化試合のように思えますが、熊本とのホームゲーム開催の権利を争ううえで大事な一戦となっていた。4位と5位とでは天と地の違い。引き分けで勝ち上がれるという面でも大きいが、お互いのサポーターが多数集結できるということでホームゲームとなれば収入面でも期待できる。

 

沖縄にはサポーターも多く集結し、もはや遠征というより旅行の気分で計画していたかもしれない。日曜にも関わらず計画できること自体が羨ましく思えた。これが自動昇格が決まっている状況だったら、自分もご褒美気分で計画していた可能性もある。

 

試合のほうは前半からぴりっとせず、ミスが絡んで失点してしまう。ペレイラの奪われ方もまずかったし、ミスした後も戻りが遅くなって琉球に先にポジションを入れられてしまった。前節の反省を受けての今節だと思われるが、とても反省点が見えるとは言えなかった。

 

井上、松本とスピードのあるサイド攻撃がやりたかったという狙いがあったと思われるが、上原や大本に蓋をされる形で持ち味はほとんど出せずにいた。クロスの精度も雨の影響があったのか、ピンポイントで合わせることも少なかったように思う。

 

後半は審判の笛は有利になったが、そのアドバンテージを活かすことなくリズムが掴めずにいる。時間がたつにつれて焦りも見え始め、ロングボールを多用するが跳ね返されてしまう。跳ね返されるだけならまだしも、セカンドボールもほとんど拾えなかったためさらに苦しくなってしまう。

気になったのは、打てると思ったシーンでもパスを選択してチャンスを逃すシーンが多くみられたこと。今日だけでも井上、弓場、三竿と、ちょっと勿体ないと感じてしまった。崩すシーンも大事になるが、琉球が中をびっしりと固めていたので自分で打開するところも見せていかないと得点は生まれてこない。

 

横浜FCの援護もあり、引き分けるだけで4位になれる状態にあった。だが結局1点は遠いものになり、降格が決まっている琉球に敗戦する結果となってしまった。

自らの力でホームゲーム開催を掴みとることができたが、結局できなかったのは自分たちの責任。熊本の社長が「大分さんが付き合ってくれたおかげで4位になれました」とセレモニーで言っていたが、付き合ってなくただの自滅です。プレーオフの九州ダービーというドル箱カードは熊本に収入が入る形となってしまった。

5位からのスタート。ここからの最大3試合は負けすらも許されないと思った方がよいだろう。山形戦、琉球戦はこれがプレーオフでなくてよかったねで済まされると思うが、次はそういうわけにはいかない。勝者と敗者が決まる1発勝負。天皇杯の決勝で負けてもグッドルーザーで締めくくることはできて準優勝の称号は得ることができるけど、プレーオフで負ければただの敗者で、得られるものは来季のJ2の参加権のみ。お疲れ様でしたと言うのは一晩経ってからになるだろう。

1点が欲しい場面でパワープレイでも奪えなかったのは不安材料でしかないが、おそらく最終節で負けた岡山も熊本も同じ気持ちでいるに違いないだろう。ここまで来ればアウェイ横浜FC戦のように何かが乗り移ってくれることを信じて応援するしかない。実力で言えば、プレーオフに参加する5チームのうち4番目の実力でしかない。しっかりと現実を受け入れたうえでミラクルを起こそうじゃないか。

 

 

タイトルにある「天高く馬肥ゆる秋」とは、「空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなるほど過ごしやすい秋」を表現しており、「心身ともに快適に暮らせる秋の気候」を意味している。まさに今の季節にぴったりの言葉である。

ただ、元々の意味を調べていくと「秋になると馬が強く育ち、その馬で攻めてくるから気をつけろ」という意味になるという。まさに勝ち点を多く蓄えて、クラブ初のプレーオフに挑む熊本にふさわしい言葉となるだろう。

言葉とは逆の意味になってしまうが、馬が向かってくるのではなく亀が熊本に集結することになる。今日の内容を見てそんな悠長なことは言えないが、熊本よ大分サポの大集結に震えて待ってろ。

 

僕も帰省するついでに熊本に行くことにしています。あまり大きな声で言えないが、前節山形に負けた時点で、熊本に行くプランを考え始めていました。もちろん勝つつもりで行きますが、阿蘇小国でジャージーソフト食べたいし、帰りは馬刺しを買って帰りたい。熊本を満喫していきたいと思います。

 

 

じゃこの辺で

 


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